ボサノバ Bossa Nova は1960年代にその流行のピークを迎え、ほかの…同じように大流行したものたちの成り行きと同様に、その後の1970年代以降には徐々に過去の流行…と捉えられるようになっていきます♪ Nara Leão や Elis Regina といった女性歌手の活躍や、ブラジル国内の社会情勢なども影響して、Caetano Veloso, Gilberto Gil や Ivan Lins そして Djavan など いわゆる『MPB』と呼ばれる音楽カテゴリー(「Musica Popular do Brasileira ブラジルポピュラー音楽」の頭文字ですが…当時の特定のアーティストたちをまとめて指し示すこともある、ちょっと難しい表現…)のアーティストたちが活躍を始めていったのもこの頃から… ♪ でもこの『MPB』のグループやその他の新しい世代のアーティストたちも、みな…同じようにボサノバ Bossa Nova のレパートリーをそれぞれのやり方でカバーしていることからみても、その大いなる遺産の上に自分たちが存在していることを否定することはないのでしょう ♪ 数え切れないほどの…そんなボサノバの次世代のカバーのなかで、私としては Caetano Veloso の “Chega De Saudade 想いあふれて”, Gilberto Gilの “ Você E Eu 「きみ」と「ぼく」”…そして Djavan の “Brigas Nunca Mais ケンカはもうしない ”の素晴らしいカバーがあることをご紹介しておきます♪ その詳しいお話は…また、これから少しずつ♪ 今日はこの辺で…(すみません...) ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪