全休符…という休符の種類を音楽の時間に教わったと思います♪1つの小節全体に全く音がなく、まるまる休みになるという…五線の、上から2本目にぶら下がるように書く黒く塗りつぶした長方形の休符のことです♪出版された楽譜などにはごく普通に見かけるものですが、実際の、演奏を伴う作曲編曲の現場で使う…つまり書くことはまずありません♪代わりにどうするかというと、空白のままにしておくことがほとんどです♪それは、いつその音のない小節にやっぱり何かしらの音が必要…というアイデアが浮かぶかわからないからで、そうなったときにいつでも書き込めるように空けておくのです(最近はPCで楽譜を作るのが一般的ですので、あまり関係なくなってきてはいるのですが…)♪優雅に見えるファッションショーのその舞台裏では目の回るような準備作業が行われている…というのに似ていて、1分1秒をどうするか…という音楽の世界も、これでOKと決まるギリギリまで書いたり書き直したり書き足したりを繰り返す準備作業…これこそが、『作曲』や『アレンジ』と普通言われる言葉の…実際の、本当の姿です♪昨日まで忙しくて疲れたから今日は一日…“全休符”にしたいな、と思っていても何かしらやらなければならないことが発生する私たちの日常とも、ちょっと似ている気がします♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪