ボサノバ Bossa Novaやサンバ Sambaを含めたブラジルポピュラー音楽 Musica Popular do Brasileira のお話をするとき、João Gilberto ジョアン・ジルベルトを取り上げないというのは、どうしても、ありえない…ということになってしまいます♪1959年に自作曲“ Bim Bom ”をそのB面 ( 当時は両面レコード…しかも78/min回転盤の時代 ) にしたがえて発売された、Antonio Carlos Jobim と Vinícius de Moraes の作曲作詞によるファーストシングル “Chaga de Saudade 想いあふれて(シェガ・ヂ・サウダーヂ)”は、次第に売り上げを伸ばしていき、続く第2弾シングル “ Desafinado デサフィナード ”もヒットを続け、ギターを弾きながら歌う彼の音楽は…ボサノバ Bossa Nova (新しい流行…?)と呼ばれる社会現象を巻き起こすほどのムーブメントとなっていったのです♪以降、ギターをつま弾きながら(バチーダ Batida …といいます)歌うアーティストが次々に現れ、ボサノバ Bossa Nova は…ブラジルポピュラー音楽の一大潮流になりました♪ Roberto Menescal, Nara Leão, Marcos Valli, Chico Buarque そして Caetano Veloso や Gilberto Gil など…その後の時代を担うアーティストたちに大きな大きな影響を与えました♪ 2000年代に入ってからようやく、初の来日公演を含めたライブコンサートツアーが3回にわたって催され、私も聴きに行きましたが、百聞は一見にしかず…目からウロコの落ちるような、驚きに満ちた素晴らしい演奏だったのを思い出します♪本番に常習的に遅刻するのも有名な話で…その日も開演までたしか40分くらい待たされましたが、1人として帰るお客はいなかったことは言うまでもありません♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪