映画『黒いオルフェ Orfeu Negro』をご覧になったことがありますか?♪マルセル・カミュ監督による1959年の作品で、ギリシャ神話の「オルフェウスとエウリディーチェ」の悲劇を現代のブラジルの首都(公開当時の首都…現在の首都はブラジリア)リオ・デ・ジャネイロのファヴェーラ Favela(貧しい階層の人々が暮らす地域)に舞台を移して作られた悲しい恋の物語です♪ Antonio Carlos Jobim が音楽を担当し、ギタリスト Luiz Bonfa が挿入歌として作った“Manhã Do Carnaval(邦題「黒いオルフェ」直訳すると“ カーニバルの朝 ”)”は世界的にヒットしてスタンダードナンバーになりました♪映画でカーニバルの情景も描かれ、サンバ Samba やボサノバ Bossa Nova といったブラジルポピュラー音楽が世界に知られる大きな原動力になりました♪この映画からは先ほどの“Manhã Do Carnaval 黒いオルフェ”以外にも、同じくLuiz Bonfa作の、“Samba Do Orfeu オルフェのサンバ ”、そしてAntonio Carlos Jobim が作った主題歌“A Felicidade ア・フェリシダーヂ ”などの名曲が生まれています♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪