YMO…Yellow Magic Orchestra イエロー·マジック・オーケストラの音楽への高い評価は、昨今のシティーポップブームによる日本のポップミュージックの世界的な人気の高まりも相まって…ほぼ定着しているように思えます♪ 私自身、まさにYMO世代の一員で、その最初のワールドツアーの行われた1979年、小学校最後の年にリリースされたアルバム『Solid State Survivor』を当時のカセットテープで聴きました♪ Rock Music など右も左もわからなかった私にとって、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人で生み出される…そのサウンドは驚きそのもので、今でも、「新しい音楽とは何か?」という問いの1つの模範解答のように感じています♪ 1983年までの最初の活動期間に代表曲が集中していますが…“Rydeen”,“Tong-Poo”, “Cosmic Surfin’”,“Cue”,“Light In Darkness”, “You’ve Got Help Yourself”,などなど枚挙にいとまがありません♪ YMOを1つの集合体としてとらえた場合…好きな1曲を選ぶとすると…本当に私の個人的な嗜好ですが、複雑なクラスター(密集和音)で始まる“Solid State Survivor”を挙げることになります♪ この曲をはじめ“Rydeen”や“La Femme Chinoise”など、YMOを特徴づける曲の多くがボーカルとドラムを担った、2年前の2023年に亡くなられた高橋幸宏さんの作品だということにも改めて気づかされ、そのドラムワークもふくめて本当に天才的ミュージシャンだったんだな…と、坂本龍一さんともども…つくづくその早逝が惜しまれてなりません♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪