坂本龍一さんが亡くなってから2年が経とうとしています♪本当に大切に思っているミュージシャンが亡くなると、いつも想いは同じで…家族を亡くしたのに似たような、大きな喪失感に見舞われます♪ 実際、私はこの2年の間、坂本さんの音楽をかけて聴く…ということが、ほとんどつらくて出来ませんでした♪ 私も、多くのみなさんと同じように Yellow Magic Orchestra イエローマジックオーケストラ のブームをそのきっかけに、坂本さんの音に耳を傾けることになった1人です♪ その後にソロとなって発表された作品にも多く触れてきましたが、彼の音楽は私自身にとっていつも、この世界のなかでの音楽の在りかたを想うときの「羅針盤」のようなものだった…と言えます♪ 好きな作品はいっぱいあり過ぎて1つに絞ることは出来ません♪ YMOのレパートリーでは、“Thousand Knives(千のナイフ)”, “ The End Of Asia ”, “ Technopolis ”, “ Ongaku ”, “ Perspective ”…ソロになってからの作品では アルバム『音楽図鑑』,『未来派野郎』,『Neo Geo』,『Beauty』,『Heartbeat』, サウンドトラック『Last Emperor』,『Sheltering Sky』…きりがありません♪多くを挙げるだけ挙げて初めて…そんななかから自分にとって1番の曲としてアルバム『音楽図鑑』のなかから“ Paradise Lost ”を挙げることが出来ます♪ タイトルの示す幻想的なイメージに、テクノサウンドのフィルターを通したようなレゲエのリズムと、それに浮かんで〈たゆとう〉ようなピアノの響き…不思議な安らぎを感じさせる、私にとって至福のサウンドです♪
ブラジルポピュラー音楽を代表するシンガーソングライター…Ivan Lins♪その代表曲 “ Começar De Novo (コメサー·ヂ·ノーヴォ…新しくはじめよう…) ”は、作者本人のバージョンはもちろん…さまざまなカバーバージョンが存在します♪ ハーモニカの名手 Toots Theielmans の アルバム『The Brasil Project』 の Ivan 本人も歌う美しいバージョンは広く聴かれています♪ 私のお気に入りは 女性歌手 Simone の アルバム 『Pedaços』 の冒頭を飾る…凛とした輝きを感じさせ堂々と歌いあげるバージョン♪