『The Sound Of Music サウンド・オブ・ミュージック』は1959年初演のアメリカのミュージカル作品ですが、1965年の映画化によって世界的にヒットしました♪主人公マリアを演じる Julie Andrews ジュリー・アンドリュースと、当時すでにミュージカル作家としてゴールデンコンビだった Richard Rogers と Oscar Hammerstein II による…歌と曲の素晴らしさが、とにかく強く印象に残る名作です♪普通多くのミュージカルでは挿入歌の1~2曲がヒットすれば成功作といわれるなかで、この作品のナンバーのほとんど全曲がスタンダードになっていると言っていいことを考えると…その音楽の密度の高さに改めて気づかされます♪ “The Sound Of Music サウンド・オブ・ミュージック”, “Maria マリア”, “Sixteen Going On Seventeen もうすぐ17歳”, “My Favorite Things 私のお気に入り”, “Do-Re-Mi ドレミの歌”, “The Lonely Goatherd ひとりぼっちの羊飼い”, “Edelweiss エーデルワイス”, “Climb Ev’ry Mountain すべての山に登れ”…曲名を挙げるだけでストーリーが細部まで想いおこされるような、こんな作品はそうそうあるものではありません ♪ 作曲家の Rogers がインタビューで「クラシックのオペラのような作曲をしてほしい」と依頼されたと話していますが、その壮麗とも言える見事なサウンドは事実としてうなづかされます♪そんななかで私のお気に入りなのは、この映画版のために新たに作曲された“Something Good 何かいいこと” ♪ この映画ならではのロマンチックな曲調がいつまでも心にリフレインするようです ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪