Wes Montgomery ウェス·モンゴメリー はジャズギターを弾く人すべてにとって変わらぬお手本となる…偉大なギタリストです ♪ 親指を使ったユニークな奏法にとどまらず、ボリュームのある豊かな音色と素晴らしいリズムと、そして想像力に満ちた巧みな音使いは、彼が亡くなって半世紀以上が経った今も…まさに〈古典=クラシック〉と言えるもので、さらに現在から未来への道も同時に示してくれます ♪ ジャズがクロスオーバー、フュージョン…と時代を変遷していくそのなかで、今や巨匠とも言えるオリジナリティーあふれる存在のギタリスト Steve Khan も Wes からの大きな影響を受けたことをインタビューで語っています♪ 私が最もよく聴くのは、やはり…当時の Miles Davis のグループのリズム・セクションとともに1962年、カリフォルニアのクラブでのライブを収めたアルバム『Full House』 ♪ このとき共演していた、Little Giant 小さな巨人…と称されるテナーサックスの名プレーヤー Johnny Griffin (彼が80年代に来日したときの新宿のジャズクラブでのライブも聴きました…)の素晴らしい演奏もふくめて、今でもくりかえし聴き込んでしまいます ♪ 私のフェイバリットソングは、なんといっても…全編ハイスピードで展開される疾走感にしびれさせられる “S.O.S”です ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪