メロディー…というのは、言うまでもなく曲の〈旋律〉のことですが、音楽家…とくに作曲や編曲に携わるものにとって、これは永遠の謎…というか、永遠の課題あるいはテーマ、といったものに思えます♪ 幼い頃の私は、音楽との接し方がクラシック音楽に偏っていて、当時のヒット曲などをTVなどで見聞きさせてもらえず、たとえばピンクレディーの“サウスポー”,“モンスター”などのヒット曲は学校の教室で友達に歌ってもらって初めて聞く…といった具合でした ♪ その場合、歌ってもらったメロディーだけは聞き取れても、その背景の和音はわからないわけで、そんな曲たちを大人になってから改めて聞いて「ああ…こんな曲だったのか」と、その全体像を知ることもしばしばでした ♪ 少し脱線したようにも思われるでしょうが、〈メロディー〉というのが、その曲の〈和音進行(コード進行) 〉と密接に関係していて、その両方がそろって初めて曲になる…ということをお話ししたかったわけです(もう一つ大切なリズムについては、また改めてお話ししたいと思います) ♪ この〈メロディー〉…メロディーメイカー、などという言い方がされることがありますが、実際「よい」…と思えるメロディーを作るのは本当に大変なことで、作ろうと思って簡単に作れるものでもなく、ずっと考えつづけてあるときひらめいたように思いつくといったことも多いし、苦労して作ったものでも、それが必ずしも後々まで「よい」と思えるともかぎりません ♪ すでによく知られている美しいメロディーにしても、それを本当に美しく演奏するためには、歌や楽器などに全身全霊を傾けて取り組まなければなりません ♪ そんなこんなで、ぶつぶつ愚痴っていても始まらないので頑張って精進するしかない…という、当たり前の答えに戻るだけなのですが、この〈メロディー〉というものを「美しく」て、「よい」もの、と感じる〈こころ〉だけは…変わらず大切にしたいと、今さらながらに思う次第です ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪