Caetano Veloso カエターノ・ヴェローゾはMPB (Música Populare de Brasileira ブラジルポピュラー音楽 )の中心的かつ、今にいたっても最大の影響を与え続けている存在でしょう ♪ そのあまりにも大きな存在感ゆえに、すでに多く分野からたくさんのことが語られているはずですので、この音楽ノートでは、あくまでその音楽に焦点を当ててお話ししようと思います ♪ 私が彼の美しい音楽に触れたのは1980年代の終わり…ちょうどその頃言われ始めた「ワールドミュージック」という音楽カテゴリーの代表的なアーティストとして彼が世界的に知られるようになっていった時期にあたります ♪ なんと言っても、ギターを弾きながら歌う…その美しい声と、曲の素晴らしさに心を奪われました ♪ 初期の名曲 で、2021年に亡くなってしまった同じくブラジルポピュラー音楽を代表する女性歌手 Gal Costa ガル・コスタ とのコラボレーション・アルバム『Domingo』の冒頭に収められている “ Coração Vagabundo 移り気な心 ”の幻想にいざなうようなそのサウンドには今も心を震わされます ♪ アルバム『Estrangeiro』 , 『Livro』, ライブアルバム『Circulado Vivo』などその優れた作品は挙げるとキリがありません ♪ 彼の音楽に触れるときいつも、歌において…聞き手に歌詞が伝わることの大切さ、を改めて思い起こさせられます ♪ 彼の歌が、あくまでも音楽的に美しく演奏される…だからこそ、その歌詞の大切さが説得力をもって胸に迫ってくるのだと思います ♪ 個人的にはさきに挙げた1997年の名作アルバム『Livro』の冒頭を飾る “ Os Passistas (サンバの上手いダンサー…の意) ” の美しい Samba のサウンドが大好きです ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪