Jazz Vocal ジャズボーカル…という言葉からどんな連想をされるでしょうか?♪ 私としては10代の終わり頃に観た記憶のある映画『真夏の夜のジャズ』での Anita O’Day の“Tea For Two 二人でお茶を”を歌うテクニカルな歌唱が印象的で、以来彼女の歌をリファレンス Referenceとして信頼することも多くなりました ♪ ジャズを演奏するライブスポットなどでは日々スタンダードを歌う歌い手たちをジャズコンボのリズムセクションがバックアップする…というカタチが多くとられています ♪ ジャズに限らず歌とバンドの演奏とは基本的には別次元で進行しているといってよく、歌手は歌うとき以外は、前奏、間奏そしてエンディングの演奏をバンドに委ねて曲を聴衆に届ける…♪ カラオケ…の文化が、そのことをわかりやすく表していると思います ♪ それを超えていくような歌い手が、決して多くはないのですが…存在します ♪ 先ほどのAnita O’Day, Ella Fitzgerald, Sarah Vaughan, Dinah Washington さらに続く世代では Chaka Khan など…♪ そういった圧倒的な存在感を示すボーカルに対して、バンドは、その歌い手を主役と見立てて脇を支えながら、一体となって一緒によりよい演奏をめざしていく ♪ そんな〈歌〉と〈バンド〉のしあわせな関係に想いをはせながら、音楽をつくっていきたいと改めて思います ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪