Debussy ドビュッシー (Claude Debussy) は···近代フランス音楽、ひいてはその後の近代·現代の音楽全般に大きな影響を与えたエポックメイキングな作曲家です ♪ バレエ音楽にも使われた、有名な “ 牧神の午後への前奏曲 Prélude à l'après-midi d'un faune ” で奏でられるサウンドは…まさしく19世紀の音楽から20世紀の音楽への大きな扉を開きました ♪ 画期的なオペラ“ ペレアスとメリザンド Pelléas et Mélisande ” , 日本の版画からの影響が指摘される交響詩“ 海 La Mer ”, “ 映像 Images ” などに代表される数多くのピアノ作品など…現在でも世界中で彼の作品が演奏されない日はないと言っていいでしょう ♪ その存在がモダンジャズそのものとも言えるトランペッター…Miles Davis が Debussy のサウンドを研究して1960年頃以降にモード (Mode = 旋法)といわれる多様な音階を用いて演奏を展開したことは、あまりにも有名です ♪ 現在の音楽にとって、あまりに大きな存在であるDebussy については、また改めてお話しせざるを得ないと思いますので、今日は私の好きな…その中間色のようなサウンドで、のちの彼の作品の展開の予兆を感じさせる初期のオーケストラ曲 “ 選ばれた乙女 La Damoiselle élue ”をご紹介するのにとどめておきます ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪