Manhattan Transfer マンハッタン・トランスファー は,リーダーだった Tim Hauser が2014年に亡くなってしまって以降も2023年まで活動を続けていたコーラスグループで、Weather Reportの “Birdland” のカバーなどによって、そのテクニカルなコーラスの素晴らしさが広く知られています ♪ グループの4人それぞれがソロシンガーとしての実力を兼ね備えながら、古今の名曲に新たな歌詞もつけるなどして、その高い技術のコーラスアンサンブルを…あくまでもポップに聴かせる姿は、1970年代当時から高い人気を博しました ♪ さきの“Birdland”のほかに“Twilight Zone”, “Body And Soul”, “Trickle Trickle”の収録されている1979年の『Extentions』は、個人的に非常によく聴いたアルバムです ♪ 2009年のアルバム『Chick Corea Songbook』に合わせた来日公演までをふくめ2回のライブを聴きにも行きましたが、それが Tim Hauserをライブで観る最後の機会になってしまいました ♪ 私にとっての彼らのベストトラックは、同じく先の『Extentions』に収められている…David Foster と Jay Graydonとの名グループ Airplay のナンバー “Nothin’ You Can Do About It” の、もう言葉も出ないほどのスリリングなアンサンブルです♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪