Vivaldi ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi)は、Bach バッハ のちょうど7歳ほど年上の、イタリアの大作曲家です♪その代表的作品…『四季』としてまとめられているヴァイオリン協奏曲はあまりにも有名で、紛れもない傑作です♪非常に高い演奏技術を必要とする難しい曲で、300年が経った今でもヴァイオリン音楽のバイブルの1つにかぞえられています♪そういった専門的なもろもろのことがらを抜きにしても、この作品がいかに豊かに…まさしく「四季」を表現しているかということを、聴くたびに深く想わされます♪春夏秋冬それぞれ3曲ずつの12曲で構成=作曲されている…その季節の表現は「的確」というような類いの言葉をはるかに飛び越えて、まるで絵画のように心に迫ってきます♪自然の四季の移り変わる映像を音楽で観るような感覚…といえばよいでしょうか♪名演奏の録音が数多くありますが、現代的で大胆な解釈によって堂々と弾ききる潔さが魅力的な Anne- Sophie Mutter の1990年代の演奏を、私の好きなバージョンとして挙げておきます♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪