Ramsey Lewis ラムゼイ·ルイス (1935-2002) のピアノプレイ…その明快なタッチと歌うフレージングには、私自身…とても多くの示唆と影響を受けています ♪ ヒットアルバム『 The 'in' Could 』(1965) 以外にも、ほぼ毎年のようにアルバムを発表しつづけている…音楽に対するバイタリティーは驚くべきものがあります ♪ 自身のピアノトリオに1960年代後半、ドラマーとして在籍し、その後 Earth, Wind & Fire のリーダーとして大活躍する Maurice White をプロデュースチームに加えた1975年のアルバム『 Sun Goddess 太陽の女神 』では、その Earth, Wind & Fire のライブによるカバーバージョンとともに知られるタイトル曲でのファンキーなプレイがクラシックとして聴き継がれています ♪ 1990年代に入ってからは 〈 Urban Knights 〉の名義で Weather Report のリズムセクションとして名高い Omar Hakim(drums), Victor Baily(bass) らとともに極上のジャズフュージョンサウンドを展開していったことも注目に値します ♪ そんななかで私のもっとも愛するのは… Stevie Wonder に2曲の提供を受けた1977年のアルバム『 Love Notes 』でのタイトル曲、そして冒頭を飾る “ Spring High ” での胸躍る Groovy なサウンドです ♪
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João Gilberto ジョアン·ジルベルト の1973年のアルバム『 João Gilberto 』は私自身、1990年代から現在まで…とおして聴きつづけている大好きな作品で、彼の思い描くギターと歌の表現のエッセンスが全編にちりばめられている傑作です ♪ 1960年代からすでに自分ひとりでのギター弾き語りのスタイルで演奏をしていた João ですけれども、Tom Jobim の代表的なスタンダード “ Água de março (三月の水) ” で幕を開けるこのアルバムでは Sonny Carr による…わずかなパーカッションの演奏だけをともなって、とても静謐で詩的な音楽世界を形づくっています ♪ Caetano Veloso の作品 “ Avarandado (ベランダのある家) ” や、João の故郷でもあるバイーア地方の情景を歌った…ブラジルポピュラー音楽でもっとも知られるサンバ “ Aqualeira do Brasil (ブラジルの水彩画) ” の作者である Ari Barroso による古典的名曲 “ Na Baxão do Sapateiro (坂のある下町で…)” が João 自身のギター独奏によって収められたり…と、シンプルなサウンドにつつまれている内容はバラエティ豊かな彩りに満ちています ♪ めくるめく転調を繰り返す“ Eu vim da Bahia (僕はバイーアからやって来た)” は… João の冴えわたる弾き語りの真髄を感じとれる演奏で、私自身のバイブルのひとつでもある名曲です ♪
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佐藤博さんは…2012年に亡くなられてしまいましたけれども、その唯一無二のキーボードプレイとオリジナリティあふれる作品の数々は残された録音のなかでエバーグリーンな輝きを放っています ♪ 数多くのレコーディングセッションでの素晴らしい演奏は枚挙にいとまがありませんけれども…そのユニークな音楽的なエッセンスを結晶のように聴かせてくれる作品が1982年のアルバム『 awakening 』です ♪ これは…当時最先端の機材だった Linn Drum によるドラムプロミングに乗せたボーカル-インストルメンタルサウンドが全編を貫いて展開する傑作で、未だにこのトータルなサウンドデザインは普遍的な魅力に満ちています ♪ The Beatles のスタンダード “ From Me To You ”, Quincy Jones による1970年代のホーンアンサンブルの名曲をシンセサイザーキーボードでカバーする “ Love And Peace ” などもふくまれたコンテンツは Wendy Matthews とともに織りなすボーカルと華麗なキーボードプレイによって極上の心地よさを聴かせてくれます ♪ 深い青色の空と、同じように青いパラソルの覗くベランダのフォトグラフを配した印象的なジャケットデザインとともに〈永遠の夏〉を感じさせてくれる…名作アルバムです ♪
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Dave Grusin デイヴ·グルーシン…は私の最もリスペクトするキーボーディスト、そしてサウンドプロデューサーの1人です ♪ 日本においては渡辺貞夫さんの…『 My Dear Life 』(1977), 『 California Shower 』(1978) などの一連のヒットアルバムでのコラボレーションが特に知られていますけれども、GRPレコードでの数々のプロデュース作品や映画音楽の作曲家としても多くの作品を残しているトータルな音楽家です ♪ Quincy Jones の1970年代におけるスタジオ録音作品…『 You've Got A Bad Girl 』 (1973), 『 Body Heat』(1974), 『 Mellow Madness』(1975)…においてのフェンダーローズピアノを駆使したキーボードプレイはそのどれもが、その時代のジャズフュージョンサウンドを象徴するものです ♪ 1985年の Lee Ritner とのコラボレーションアルバム『 Harlequin ハーレクイン』では、ブラジルを代表するシンガーソングライター Ivan Lins の作品を取り上げて紹介し、その素晴らしい音楽を世界に広く知らしめました ♪ 私の個人的に一番繰り返し愛聴している、1990年代においてのジャズスピリットを素晴らしいサウンドリーディングで存分に展開する2つのアルバム、George Gershwin の作品集『 The Gershwin Connection 』(1991), Duke Ellington のスタンダードを集めた『 Hommage To Duke 』(1993) も…ぜひ聴いてみていただきたいオススメの作品です ♪
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印象主義 Impressionisme(仏) という言葉は…画家のモネ、ルノワールなどの作品について多く語られる美術分野だけでなく、音楽においても フランスの作曲家 Debussy ドビュッシーや Ravel ラヴェルの作品に見られるかたちについて分類 = カテゴライズするうえで用いられます ♪ その特徴は…ひとつには、それまでのドの位置から始まるドレミファソラシド…という序列の全音階 = ダイアトニック·スケール から離れて、残りの6つの音をそれぞれ起点とする、たとえば〈レの旋法(ドリア)〉、〈ファの旋法(リディア)〉、〈ラの旋法(エオリア)〉などの…いわゆる〈教会旋法〉を活用した音響を構築していることと関連しています ♪ Ravel の代表的なオーケストラ作品である バレエ音楽『ダフニスとクロエ』における主題のフレーズには、いわゆる全音階 = ダイアトニックなサウンドとは一線を画す響きが一聴して聴き取れます ♪ 19世紀末から20世紀の初めにかけて、フランスのパリを拠点にして開花していったこの新しい音楽のありようは、Debussy の作品である交響詩『海』や、前述の Ravel の精緻なオーケストレーションなど…印象主義の画家シスレー、スーラ、そしてピサロの絵画における点描などの手法とも相通ずる明滅するような音響効果へと発展して、さらにはその後の Olivier Messiaen オリヴィエ·メシアンなどによる…現代の音楽、そしてジャズやポピュラー音楽のサウンドへの端緒を開いていくのです ♪
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Stevie Wonder の1979年のアルバム『 Journey Throuh The Secret Life Of Plants 』は、彼が初めての映画のサウンドトラックとして手がけた異色の作品で、その…〈植物の生態〉をテーマとしたドキュメンタリーに沿った内容のLPレコード2枚組におよぶ曲には、通常のアルバム作品には見られない実験的な曲の数々がちりばめられています ♪ 諸般の事情で映画が広く公開されず、このサウンドトラックアルバムだけが発表されることとなったのですけれども… Stevie の操るさまざまなシンセサイザーを駆使したナンバーは音楽だけでも十二分にそのテーマ、植物の生態の秘密についての想像をかきたてるサウンドコラージュとなっています ♪ その後になっても代表的な作品としてベストアルバムにもとりあげられる “ Send Her Your Love 愛を贈れば ” や、日本においても西城秀樹さんによるカバーバージョンがヒットした “ Ai No Sono 愛の園 ” など…ポップな佳曲も配しながらインストルメンタル音楽により比重を置いた、とても音楽的に楽しめる作品集となっています ♪ 全編をとおして聴いてみればタイトル曲と言えるバラード… “ The Secret Life Of Plants ” における素晴らしいボーカルや、16ビートの速いテンポに乗せて種子の生命力を表現する“ Race Babblig ” での描写の手法など聴きどころに事欠きません ♪ 私の一番好きなナンバーは Stevie ならではのブラジリアンテイストのスローサンバとも言える “ Power Flower ” …その夢見るような歌詞とサウンドです ♪
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Airplay エア·プレイ…は キーボーディストの David Foster デビッド·フォスターと ギタリストの Jay Graydon ジェイ·グレイドンを中心としたグループユニットで1980年にリリースされた唯一のアルバム『Airplay』は現在でも高く評価されている名作です ♪ ここにはEarth Wind & Fire に提供されたスタンダード名曲 “ After Love Is Gone ” や、Manhattan Transfer に提供された “ Nothin' You Can Do About It ” がセルフカバーされ、その他の佳曲とともに全編をとおしてアメリカ西海岸の爽やかなロックサウンドのポップなショーケースとなっています ♪ 2000年代にいたるまで大ヒット曲を数多く手がける David Foster の言わずと知れたソングライティングの輝きと、1970年代から1980年代にかけての SteelyDan や前述の Manhattan Transfer のポップロックにつながる Jay Graydon のよく歌うギターを軸にしたサウンドセンスを十二分に味わうことができます ♪ アルバムの録音は Toto の主要メンバー… Jeff Porcaro(Ds), David Hungate(Bass), Steve Porcaro(Key). Steve Lukather(Gt) らのリズムに加え、Quincy Jones のホーンサウンドを多く担った Jerry Hey (Tp & Flug Horn)がリードするホーンアンサンブルを配したゴージャスな布陣で行われていて、ポップで緻密な…サウンドタペストリーと言えるものに仕上げられています ♪
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Funk ファンク…は、1960年代から1970年代をとおして世界のポピュラー音楽に波及していった、アメリカ発の代表的なサウンドスタイルと言えますけれども…その象徴的な存在はなんと言っても James Brown ジェームズ・ブラウンです ♪ 初期の作品 “ Try Me ”, “ Lost Someone ”などに聴かれる R&B リズム·アンド·ブルースのテイストは…彼をしてGodfather Of Soul ゴッド·ファーザー·オブ·ソウルと言わしめていることを十二分に感じさせてくれます ♪ “ Out Of Sight ”, “ Papa's Got A Brandnew Bag ” など…ファンクサウンドのルーツと言える、バックバンド JB'sのつくりだすリズムとホーンアンサンブルはその後の “ I Got You(I Feel Good) ”, “ Cold Sweat ” などに代表されるオリジナリティ豊かな曲調に昇華していきます ♪ ジャズフュージョンの代表的なグループ Weather Report の中心メンバーであった Joe Zawinul が…グループのリズムセクションにファンクの要素を取り入れていったことも広く知られています ♪ どの作品にもユニークな特徴が聴き取れる彼の数々のナンバーのなかで、個人的に愛してやまないのは、流れるようなシャッフルビートに身を委ねることができる…1971年の作品 “ Make It Funky ” です ♪ 暑い夏が近づいてくるとなぜか、James Brown の音楽が…とても聴きたくなります ♪
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Toninho Horta トニーニョ・オルタ…は1980年代以降のブラジルポピュラー音楽の発展に欠かすことの出来ないオリジナリティあふれるギタリスト、作曲家… ♪ 彼の1989年のアルバム『 Diamond Land 』は今も折りにふれて聴きかえす…とても好きな作品です ♪ Wes Montgomery にもインスパイアされたとも伝えられるあたたかいギターの音色と、バンドサウンド全体にひろがる…色彩感豊かな転調をともなうサウンドの彩りは、爽やかな風のようなイメージを纏いつつ…忍び込むようにこころの琴線を鳴らしてくれます ♪ 冒頭の “ Mountain Flight ” のまるで流れ込んでくるようなサウンドで幕を明け、リズムとハーモニーがバランスよく織りなす佳曲たちによる構成は、トータルな魅力を放って聴くものを飽きさせません ♪ Edu Lobo や Maria Bethânia そして Joyce …じつに多くのアーティストとコラボレーションしている彼の音楽はブラジルポピュラー音楽のもっとも高いクオリティを存分に感じさせてくれます ♪ Sergio Mendes の2008年のアルバム『Encanto』におさめられている 彼の作品…“ Morning In Rio ” にも、その…シンプルさを保ちながら精細なハーモニーを織り込んでいくユニークな作風をあらためて感じることができます ♪
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ある音楽がこころのなかに思い起こされるとき…そのシチュエーションはときによってさまざまで、理由がはっきりとしないことも多いです ♪ よく言われるのは、その音楽を聴いていたときの思い出が一緒によみがえってくる…というもの ♪ このことは、以前このブログでもふれたことがありますけれども…まちがいなく多くのかたが経験されたことのある事実だと思えます ♪ いま…お話しするのは、もうひとつちがった思い起こされかた…音楽の内容が自分のシチュエーション、つまりそのときの状況や状態にマッチするかたちで音楽そのものが思い起こされる…ということを、自分自身…先ごろ初めて経験しました ♪ 自分の好きで聴いていた音楽が、状況にあわせるように…その音楽の描く内容と符合して思い起こされる…そういうこともあるのだ、と ♪ たしかに、楽しい気持ちのときには自分の好きな…楽しい音楽、かなしい気持ちのときには自分の記憶にある…かなしいことを描いた音楽、それぞれが思い起こされることは…とても自然なことだと今更ながら思います♪ 記憶と音楽…その関係は、まさに双方向…互いに関連してどちらからも思い起こされるものなのでしょう ♪ そして…いずれにしても、音楽はその響きのなかから〈よろこび〉や〈かなしみ〉といった感情の記憶と結びつく〈糸〉を投げかけてくれるのだと思えます ♪ ( とりとめのない話シリーズ…♪ )
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抽象芸術 L'art abstrait ( ラール·アブストレ [フランス語 ])… は美術の分野で主に用いられることの多い言葉で、具体的 = concrète ( コンクレート [フランス語] ) な〈もの〉ではなくで、形や線や色から〈思考〉や〈概念〉そのもの、ひいては〈感情〉までをも直感的に喚起する…といった、20世紀以降の現代に大きな潮流をなした芸術思潮です ♪ カンディンスキーやモンドリアンといった現代画家の作品が有名ですけれども…同じく、スイスの画家…パウル·クレー(1879-1940) の多くの作品もその抽象性において高く評価されています ♪ 音楽ノート…であるこのブログで画家の クレー をとりあげるのは、同時に彼が…バッハをはじめとするクラシック音楽にとどまらず、当時のもっとも先進的な作品も演奏する優れたバイオリン奏者でもあったと伝えられていることが…その理由です ♪ それまで…つまり20世紀になるまで、具象を描くことが中心になっていた美術とは異なり、はじめから本質的に〈抽象的〉 な芸術だと言える音楽では20世紀以降に、〈具体音〉を用いた作品… La musique concrète = ラ·ミュージック·コンクレート( 現在のサンプリング·ミュージックにつながる…) が逆に〈新しい〉ものとして登場してきます ♪ 「見えないものを見えるようにする」という画家クレーの考えは、その作品がとても〈音楽的〉だと言われるように…〈音楽の抽象性〉と深く結びついていることを感じさせます ♪ 現代芸術の夜明け…20世紀初めの西欧では、そんなふうに美術と音楽が互いに干渉する波のように影響しあって〈新しい作品〉をつくりだしていたのです ♪ ( バッハ と クレー をこよなく愛した彫刻家 GN 氏に捧ぐ…♪)
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南佳孝さん…の音楽に初めてふれたのは10代前半の頃で、世代的にも映画の主題歌としてヒットした “ スローなブギにしてくれ ”がきっかけです ♪ 当時としても珍しいピアノ弾き語りで歌うブルージーな歌が鮮烈な印象でした ♪ そののち、過去の作品…日本のポピュラー音楽シーンのエポックメイキングな名作として名高い『摩天楼のヒロイン』までのすべてのアルバムをさかのぼって聴くなかで、そのオリジナリティに富んだ作曲と坂本龍一さんをはじめとするレコーディングプロジェクトのアレンジの質の高さに魅了され、今もその数々の佳曲を聴き続けています ♪ “ モンロー·ウォーク ” や “ スタンダード·ナンバー ” といったスタンダードとして知られるヒット曲にとどまらず、まるでラテンミュージックを旅して歩くような作風の彩りは唯一無二の魅力です ♪ 傑作アルバム『 South Of The Border 』(1978) には、全曲そんな彼の魅力がちりばめられています ♪ ユーミンさんの作詞による名曲 “ 日付変更線 ” 、代表的な佳曲といえる “ 夜間飛行 ”…そしてもう一曲、坂本龍一さんの万華鏡を覗くようなめくるめくアレンジのイントロに導かれてアルバムのラストを飾る “ 終末(おわり)のサンバ ” まで全編…どの曲のどんな場面もが聴きどころです ♪
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Sonny Rollins ソニー・ロリンズの訃報が届きました…♪ このブログでも以前にとりあげていますけれども、モダンジャズの歴史を象徴するレジェンド…偉大なテナーサックス奏者でした ♪ アルバム『Saxophone Colossus』(1956) や『The Bridge』(1962) などのスタジオセッションによる名作にくわえて、ジャズクラブ…Village Vangaurd ヴィレッジ·ヴァンガードでのライブなど、ジャズの真髄を聴かせてくれるプレイはその素晴らしい録音のなかで永遠です ♪ 豪放なブローイングが特徴といわれるその演奏は…実際、同時にとても精緻な感覚でえらびとられている音によるもので、ほんとうの意味で音楽的なジャズプレーヤーだったのだとあらためて気づかされます ♪ ジャズシーンがクロスオーバー、フュージョンといったカテゴリーに変遷していくなかでも…そのときどきでの最良のサウンドを追求する姿勢は、今も変わらぬリスペクトの対象です ♪ 1953年から1954年にかけて Thelonious Monk セロニアス·モンクとの共演によって録音されたアルバム『Thelonious Monk And Sonny Rollins』での演奏は、その精緻な感覚にもとづいたアドリブプレイを存分に感じさせてくれます ♪ 収録されている Monk の名曲 “ Friday The 13th ” での共演は…かけがえのない音楽の遺産と言えます ♪
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John Lennon ジョン・レノンが凶弾に倒れて亡くなってしまったとき、私はまだ中学生でした ♪ 1980年の12月8日…その夜のラジオ番組を担当するあらゆるDJたちが…ほぼ等しく涙声で訃報を伝えていたことを思い出します ♪ そのときにすでにリリースされていたアルバム『 Double Fantasy 』から “ Starting Over ” はシングルヒットしていて John の新曲としてよく耳にしていました ♪ Elvis Presley を模した歌い出しと抑揚のある〈シークエンス = 反復進行〉による魅力的なメロディーには今も胸をときめかされます ♪ 同じアルバムからはその後にスタンダードにもなる “ Woman ” もヒットとなり、その詩的なソングライティングの真骨頂を聴かせてくれます ♪ 書かれたどの曲にも通底するリリカルな面がとりあげられることも多い John の作品ですけれども、芯の太い…優れたメロディーメイカーとしての一面を感じさせてくれるのも見逃せない事実です ♪ The Beatles 時代の“ Help ”, “ In My Life ”,そして “ Strawberryfields Forever ” といった…インストルメンタルで演奏しても遜色ない傑作にも共通する数々の名曲…その珠玉の名旋律を、オリジナリティあふれる優しい歌声とともに今も私たちのこころに響かせつづけてくれます ♪
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Helen Merrill ヘレン・メリル…は名スタンダード曲 “ You'd Be So Nice To Come Home To ”とともに聴き継がれている Jazz のシンボリックなシンガーのひとりです ♪ それがおさめられているアルバム『 Helen Merrel 』は名トランペッター Clifford Brown とのコラボレーションで録音され、アレンジは若き Quincy Jones によるもの…という、ボーカルアルバムとしては非常にめずらしい…バックのインストルメンタル(器楽)にも重心をおいている、本質的な〈Jazzy〉さをもつ内容となっています ♪ “ S' Wonderful ”, “ What's New ” などの名スタンダード曲が揃うなか…アナログLPのB面の “ Yesterdays ”, “ Born To Be Blue ”, “ Don't Explain ” の3曲はとくにそのことを感じさせてくれます ♪ アレンジを担っているQuincy Jones のサウンドプロデュースのあり方が…当時からその後と変わらぬ質の高いものであったことも、たしかに聴きとることができます ♪ 〈ニューヨークのため息〉と称されるクールな魅惑のボーカルと、まさに流麗な Clifford Brown のトランペットプレイが織りなす…至高の〈ジャズ·アート〉を味わえる永遠の名盤です ♪
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ゆうべの私のライブ…平日の夜にもかかわらず、おいでくださり、遅くまでお聞きいただき本当にありがとうございます ♪ お楽しみいただいて、なにかほんの少しでも…私、そして一緒に演奏するメンバーの…音楽をとおしての思いを感じていただけたなら、こんなにうれしいことはありません ♪ 音楽をとおして…ともに演奏するミュージシャン、そして聞いていただくみなさまとの…よりよいコミュケーションをめざして、これからもさらに…いい音楽づくりに励んでまいります ♪ どうぞまたぜひ聞いてください ♪ 今後のライブにつきましては…このブログをとおして、またお知らせしてまいります ♪ どうぞよろしくお願い申し上げます ♪ ゆうべは…そしていつも本当にありがとうございます ♪
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いつもお読みいただきありがとうございます♪ このブログの筆者…シコとん高橋まさゆき ♪ …音楽家 ♪ たかはしまさゆき ♪ の ライブのお知らせです♪ 本日… 5月28日 [木] 経堂 Jazz Live Bar 『Crazy Love』 https://jazzbar-crazylove.amebaownd.com/posts/58585016?categoryIds=1662568 にて 19:30〜スタート ♪ Music Charge ¥3,000 ♪ たかはしまさゆき TONICA NOVA+1 ♪ たかはしまさゆき Guitar, Piano, & Vocal 中林成爾 Cello 三島博行 Drums こいでなおこ Vocal 10数年来のトリオグループ ♪ TONICA NOVA ♪ そして Vocal こいでなおこ とともに… オリジナル曲も交えて サンバやボサノヴァをふくめた ブラジルポピュラー音楽、ジャズ etc… 夢幻のサウンドをお送りします♪ ぜひ楽しんで聞いていただけたら… とてもうれしいです♪ みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます♪
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Whitney Houston ホイットニーヒューストンは、1984年のデビューアルバム『 Whitney Houston 』とセカンドアルバム『 Whitney 』(1986)のヒットによって世界的な人気を獲得するようになります ♪ デビューアルバムにはヒットソングライターとして名高い Michael Masser による名曲 “ The Greatest Love Of All ”. や “ Hold Me ” といった佳曲も収録され、もうひとつの作品…“ Saving All My Love For You すべてをあなたに” はゴールドレコードを獲得するヒットとなります ♪ セカンドアルバムでは、前作でもヒットした “ How I Know 恋は手さぐり” を手がけた…名ドラマーでもある Narada Michael Walden のプロデュース作品 “ I Wanna Dance With Somebady 素敵なサムバディ” をはじめ4曲の全米1位のヒットを記録して…ワールドワイドな成功を収めます ♪ 主演した1992年の映画『ボディ·ガード』からの大ヒット…“ I Will Always Love You オールウェイズ·ラブ·ユー” は世界的なスタンダード曲となりました ♪ バラードからアップテンポのダンスチューンまで幅広く歌いこなすボーカルは不世出のもので… 2012年に早逝してしまったことが本当に惜しまれてなりません ♪ 私がいちばん愛する1曲としては…セカンドアルバムからの1988年にシングルヒット…クールな Groove グルーブ を聴かせる“ Love Will Save The Day 愛がすべてを”…を、ぜひ聴いていただきたいです ♪
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今年はブラジルポピュラー音楽を代表する作曲家 Antonio Carlos Jobim アントニオ·カルロス·ジョビン = Tom Jobim の生誕100年にあたり…その活動の1970年代、女性スター歌手 Elis Resina エリス·レジーナとのコラボレーションによる名作アルバム『Elis & Tom』の録音風景を捉えたドキュメンタリー映画『エリス&トム ボサノヴァ名盤誕生秘話』が公開されています ♪ これは1974年録音の歴史的な傑作アルバムで、まず…この録音に際してこんなにも子細な記録映像が残されていたんだ、という驚きが…映画を観たあとの率直な感想です ♪ 素晴らしい作品の実際の演奏の詳細を探求するうえで、やはり映像の〈ちから〉はとても大きくて…まずなによりも、Tom Jobim そのひとの弾くギターのバチーダ(ブラジルポピュラー音楽のリズムギター奏法)の素晴らしさに目を奪われます ♪ このアルバムを歴史的な傑作たらしめている、もうひとつの大きな点、それが… Tom Jobim の弾くアコースティックなピアノやギターのサウンドに当時の Elis Resina のエレクトリックな編成のバンドサウンドが絶妙なバランスでブレンドされていることです ♪ サンバから派生する16ビートのリズムとエレクトリックなバンドサウンドは、その後のクロスオーバー Cross Over = フュージョン Fusion のミュージックシーンの先駆けとなる…風とともに水の滴るような美しさを聴かせつづけてくれます ♪ 冒頭の名曲 “ Agua de março 3月の雨 ” はもちろんのこと、Jobim 自身もライブのレパートリーとして多く演奏している “ Só tinha de ser com você (あなたでなければならなかった…の意) ” や、この録音のおよそ8年あとに夭折してしまう Elis のために用意された佳曲の数々とともに永遠を感じさせる名アルバムです ♪
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Barbra Streisand バーブラ・ストライサンド…アメリカのポピュラー音楽史に燦然と光を放つ、この大スター女性歌手の代表的作品は、なんと言っても…スタンダードとなっているその主題歌とともに女優としても大ヒットを記録した『 追憶 The Way We Were 』でしょう ♪ 主題曲とサウンドトラックを作曲している…名作ミュージカル『A Chorus Line コーラス·ライン』でも知られる映画音楽の巨匠 Marvin Hamrish は、 Barbra とは旧知の間柄だったようで、彼の優美なスコアリングによる音楽が、価値観の異なる男女が愛し合うという…この物語のむずかしいシチュエーションに、とてもなめらかな潤いをあたえていることは見逃せない事実です ♪ 名優ロバート·レッドフォードと繰り広げられるめくるめくラブストーリーは、1970年代の空気をシンボリックに感じさせる…甘く優しい魅力に満ちています ♪ 原作からの映画化には、さまざまな紆余曲折があったと伝えられていますが、この映画を観るたびに…その作品を作り上げている要素…脚本演出はもちろんのこと、衣装やセット、そしてなにより俳優たちの活き活きとした演技が、音楽にともなわれて、細かいことを抜きにして…エンターテイメントとして見るものを楽しませてくれるのだ、ということをあらためて思います ♪ オペラやミュージカルといった舞台芸術と同じように、映画においても…音楽のちからが大きく貢献している成功例としてみることもできる…不朽の作品です ♪