Funk ファンク…は、1960年代から1970年代をとおして世界のポピュラー音楽に波及していった、アメリカ発の代表的なサウンドスタイルと言えますけれども…その象徴的な存在はなんと言っても James Brown ジェームズ・ブラウンです ♪ 初期の作品 “ Try Me ”, “ Lost Someone ”などに聴かれる R&B リズム·アンド·ブルースのテイストは…彼をしてGodfather Of Soul ゴッド·ファーザー·オブ·ソウルと言わしめていることを十二分に感じさせてくれます ♪ “ Out Of Sight ”, “ Papa's Got A Brandnew Bag ” など…ファンクサウンドのルーツと言える、バックバンド JB'sのつくりだすリズムとホーンアンサンブルはその後の “ I Got You(I Feel Good) ”, “ Cold Sweat ” などに代表されるオリジナリティ豊かな曲調に昇華していきます ♪ ジャズフュージョンの代表的なグループ Weather Report の中心メンバーであった Joe Zawinul が…グループのリズムセクションにファンクの要素を取り入れていったことも広く知られています ♪ どの作品にもユニークな特徴が聴き取れる彼の数々のナンバーのなかで、個人的に愛してやまないのは、流れるようなシャッフルビートに身を委ねることができる…1971年の作品 “ Make It Funky ” です ♪ 暑い夏が近づいてくるとなぜか、James Brown の音楽が…とても聴きたくなります ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪