印象主義 Impressionisme(仏) という言葉は…画家のモネ、ルノワールなどの作品について多く語られる美術分野だけでなく、音楽においても フランスの作曲家 Debussy ドビュッシーや Ravel ラヴェルの作品に見られるかたちについて分類 = カテゴライズするうえで用いられます ♪ その特徴は…ひとつには、それまでのドの位置から始まるドレミファソラシド…という序列の全音階 = ダイアトニック·スケール から離れて、残りの6つの音をそれぞれ起点とする、たとえば〈レの旋法(ドリア)〉、〈ファの旋法(リディア)〉、〈ラの旋法(エオリア)〉などの…いわゆる〈教会旋法〉を活用した音響を構築していることと関連しています ♪ Ravel の代表的なオーケストラ作品である バレエ音楽『ダフニスとクロエ』における主題のフレーズには、いわゆる全音階 = ダイアトニックなサウンドとは一線を画す響きが一聴して聴き取れます ♪ 19世紀末から20世紀の初めにかけて、フランスのパリを拠点にして開花していったこの新しい音楽のありようは、Debussy の作品である交響詩『海』や、前述の Ravel の精緻なオーケストレーションなど…印象主義の画家シスレー、スーラ、そしてピサロの絵画における点描などの手法とも相通ずる明滅するような音響効果へと発展して、さらにはその後の Olivier Messiaen オリヴィエ·メシアンなどによる…現代の音楽、そしてジャズやポピュラー音楽のサウンドへの端緒を開いていくのです ♪

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