João Gilberto ジョアン·ジルベルト の1973年のアルバム『 João Gilberto 』は私自身、1990年代から現在まで…とおして聴きつづけている大好きな作品で、彼の思い描くギターと歌の表現のエッセンスが全編にちりばめられている傑作です ♪ 1960年代からすでに自分ひとりでのギター弾き語りのスタイルで演奏をしていた João ですけれども、Tom Jobim の代表的なスタンダード “ Água de março (三月の水) ” で幕を開けるこのアルバムでは Sonny Carr による…わずかなパーカッションの演奏だけをともなって、とても静謐で詩的な音楽世界を形づくっています ♪ Caetano Veloso の作品 “ Avarando (ベランダのある家) ” や、João の故郷でもあるバイーア地方の情景を歌った…ブラジルポピュラー音楽でもっとも知られるサンバ “ Aqualeira do Brasil (ブラジルの水彩画) ” の作者である Ari Barroso による古典的名曲 “ Na Baxão do Sapateiro (坂のある下町で…)” が João 自身のギター独奏によって収められたり…と、シンプルなサウンドにつつまれている内容はバラエティ豊かな彩りに満ちています ♪ めくるめく転調を繰り返す“ Eu vim da Bahia (僕はバイーアからやって来た)” は… João の冴えわたる弾き語りの真髄を感じとれる演奏で、私自身のバイブルのひとつでもある名曲です ♪

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