Gil Evans ギル·エバンス…このモダンジャズにおける最高のアレンジャーの晩年の活動の軸となった、ニューヨークのジャズクラブ Sweet Basil でのライブを収めて最初にリリースされた1985年のアルバム 『Live At Sweet Basil Vol.1』は発表された当時から現在まで繰り返し聴きつづけている作品で、彼のジャズにおけるビジョンとその集大成をかたちづくる大きな魅力を放ちつづけています ♪ 1970年代に追求された緻密なオーケストラアレンジにジャズ本来の恣意性を併せて演奏される冒頭の “ Parabola ” にはじまり、4ビートジャズの疾走感を存分に感じさせる “ Prince Of Darkness ” での Hiram Bullock の見事なギターソロ、Howard Johnson によるチューバ、バリトンサックス、バスクラリネットといった低音管楽器を駆使した圧倒的なインプロビゼーション、ハイトーンのトランペットの名手 Lew Soloff のプレイなど…ジャズオーケストラならではの色彩豊かなサウンドのバリエーションが80分以上にわたって展開されていきます ♪ 25分近いメドレーで〈C〉の調の Blues を聴かせる場面は、ジャズのスピリットのオデッセイ…未来への架け橋となっているようにも感じられます ♪ Charles Mingus の名スタンダード… “ Goodbye Pork Pie Hat ”でのアルトサックス奏者 Chris Hunter のよどみのない見事なソロは何度繰り返し聴いても素晴らしい…このライブのハイライトと言っていい場面です ♪

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