アルバム『Hotter Than July』で、私はStevie Wonderの音楽に触れるようになりました ♪ そのリリースと同じ時期に行われた来日公演の模様もTVで観て…キーボードを弾きながら歌うその圧倒的な音楽に魅了されました ♪ 何より驚かされたのは、目の見えない彼が、運ばれたドラムセットに座り直して…これまた圧倒的なドラムワークを披露したことです ♪ 力強く、そしてときに繊細なメロディー、魅惑的なコード展開、素晴らしいとしかいいようのないそのリズム…♪ ハーモニカの演奏もデビュー当初から素晴らしく、その存在は〈音楽〉そのものが、その生きている姿を彼をとおして見せているようにも思えるほどです ♪ 当時から、彼の作品の発表のペースは緩やかになってきていたので、80年代をとおしてほぼ、Stevie の新しい曲を渇望する日々が続いていました ♪ このブログでも以前に書きましたが、ギタリスト Pat Metheny の言葉を待つまでもなく、BGMとして聞き流すことも出来て、かつ音楽的に深い内容を表現する多くの作品は…私自身にとってひとつの理想的な音楽の姿です ♪ 素晴らしいと思うのは、その45年前に発表されたアルバムが…今もフレッシュな印象をあたえてくれる、エバーグリーンな音楽として生き続けていることです ♪ 大ヒット曲となった “ Master Blaster ( Jammin' ), Michael Jackson がコーラスで参加している “All I Do キャンドルにともした恋, キング牧師の誕生日を歌い…それをアメリカの祝日にするきっかけとなった “ Happy Birthday ”など、たたみかけるように続く10曲はとても充実した音楽的時間を感じさせてくれます ♪ 私にとっては、LPレコードではA面の最後の曲になる “ As If You Reed My Mind 目を閉じれば愛 ”の…ハイセンスなコード展開をともなって疾走する、そのあざやかなサウンドが…なによりのお気に入りです ♪ 

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