Ravel (Maurice Ravel) ラヴェル は、私の大好きな作曲家で、フランス近代音楽の最高峰…孤高の存在といえる音楽家です ♪ “ 亡き王女のためのパヴァーヌ Pavane pour une infante défante ”, “ ボレロ Boléro ”, “ ダフニスとクロエ Daphenis et Chloé ” など…名曲に事欠きません ♪ 以前にこのブログでも紹介したラヴェルの伝記映画といえる作品『ボレロ 永遠の旋律』のなかで、パリのサロンでの、まるで当たり前のことのようにヒロインが主人公とピアノ連弾曲 “ マ・メール・ロワ Ma Mère L’oye ” を連弾で弾くシーンがあって、当時(1910年代のいわゆるベルエポック期…)の、パリのサロンの成熟した文化レベルを垣間見た感じがしたのを思い出します ♪ Ravel は1925年に初演されたオペラ作品…『 子どもと魔法 L'enfant et les sortilège 』で、まるでその後のディズニー映画につながるような子どもの夢の世界も描いています ♪ Ravel の作品は好きなものばかりですが…あえて1つ選ぶとすると、オーケストラの美しい伴奏をしたがえて、めくるめくハーモニーを展開しつつ当時のヨーロッパのエキゾチックな憧憬を歌う歌曲 “ シェエラザード Shéhérazade ” …を紹介させてください ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪