竹内まりやさんの“ Plastic Love ”(1984年リリースのアルバム『VARIETY』収録) にYouTubeなどのネットをとおして海外での評価が高まり始めたのは2017年のことで…それが〈シティーポップ〉といわれる80年代の日本のポップミュージックが世界的に人気を集めるきっかけになっていることはよく知られています ♪ 当時からリアルタイムでこの曲を体験していた世代の私からすると、今更のような感じがしてしまうのですが、やはり1980年代の日本がそれだけ良い〈ものづくり〉へのエネルギーを、それを受け取るリスナーも含めて…もっていたということなのだと思います ♪ 竹内まりやさんがシンガーソングライターとして新たに活動を再開する契機となる、先のアルバム『VARIETY』とともに、この曲…“ Plastic Love ”は、そのシンボル Symbol となっています ♪ 彼女が素晴らしいのは、その恵まれた声と曲作りの才能を…歌うことに見事に昇華していることです ♪ 古希をむかえてもつづく素晴らしいライブパフォーマンスには、とても自然にリスペクトの気持ちが生まれてきます ♪ “元気を出して”、“駅”、“告白”、そして初期のヒット曲“ September ” や “不思議なピーチパイ” など…カラオケなどもとおして多くの作品がスタンダード曲と呼べるものになっているのは、彼女のその真摯に音楽を愛する姿に自然と共感が生まれるからなのだと思います ♪ 〈こころ〉から湧き出てくる自然な気持ちをしなやかに歌いつづける…まりやさんに、いま改めて私もこころからリスペクトの気持ちをあらわしたいと思います ♪
ブラジルポピュラー音楽を代表するシンガーソングライター…Ivan Lins♪その代表曲 “ Começar De Novo (コメサー·ヂ·ノーヴォ…新しくはじめよう…) ”は、作者本人のバージョンはもちろん…さまざまなカバーバージョンが存在します♪ ハーモニカの名手 Toots Theielmans の アルバム『The Brasil Project』 の Ivan 本人も歌う美しいバージョンは広く聴かれています♪ 私のお気に入りは 女性歌手 Simone の アルバム 『Pedaços』 の冒頭を飾る…凛とした輝きを感じさせ堂々と歌いあげるバージョン♪