昨年に亡くなってしまった偉大なプロデューサー、アレンジャーの Quincy Jones クインシー·ジョーンズ …その1981年リリースの名作アルバム『The Dude』が、私の Quincy 研究の出発点です ♪ 溢れ出すようなサウンドの波と、時代の最先端のプレーヤーたちによるアンサンブルと、 Soulful なボーカル…そして何よりアルバムに選んでとりあげられる曲たちの素晴らしさに、魅了されました ♪ 冒頭を飾る“ Ai No Corrida 愛のコリーダ ”(大島渚監督の同名の映画からインスパイアされているのは明らか…)は、その印象的なリフレインも相まって大ヒットしました ♪ 当時の Quincy にとっておかかえの作曲家でキーボード奏者の Rod Temperton の作品と、ディスコサウンドを総括するような John Robinson Louis Johnson によるドラム&ベースを軸に、名作家コンビとして名高い Barry Mann & Cynthia Weil の作曲作詞による “ Just Once , One Hundred Ways ”での James Ingram 、そして Patty Austin の2人の Soulful なボーカルも織り交ぜてフィーチャーした…聴きどころに事欠かない、密度の高い内容のアルバムです ♪ なかでも私にとって今も身近に感じられる愛すべきナンバーは、名手 Toots Thielemans のハーモニカと口笛とギターの夢見るような演奏による…Quincy が当時から多くとりあげていたブラジルのシンガーソングライター… Ivan Lins の作品“ Velas Içadas (ヴェラス·イサーダス)” のカバーバージョンです ♪

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