先日、以前このブログでもふれたことのある Michael Jackson のアルバム『BAD』を久しぶりに聞き流していて…“ The Way You Make Me Feel ”という曲にさしかかったときに、ふと心によぎったのは、そのイントロのベースの反復音が、ユーミン=松任谷由実さんのアルバム『LOVE WARS』収録の“ WANDERERS ” という曲のイントロのサウンドのテイストと同じ響きを感じさせるなあ…ということです ♪ そしてすぐに思い浮かんできたその答えが…〈Synclavier シンクラヴィア〉です ♪ 1980年代に一世を風靡したシンセサイザーで、いわゆる〈打ち込み〉といわれるMachine Music = マシン・ミュージック(機械音楽?)や、現在のDTM (Desk Top Music) などの原型となる、そのシンセサイザー1台でバンドのサウンドがすべて作れてしまう…という、画期的な機材でした ♪ さきの Micheal などはこのシンセサイザーをツアーにも持ち運んで使っていたり、ユーミンはアルバム『ダイヤモンドダストが消えぬまに』のすべての曲のベーシックな楽器演奏をこのシンセサイザー1台でまかなってしまったり…と、その後の音楽制作のありようの変化の予兆を感じさせるアイテムでした ♪大手メジャー関連のレコーディングや、ビッグアーティストしか使えないような大変高価な代物だったため、ほとんどの人にとってはそれを使ってつくられた音楽を聴くことでしか体験できないわけですが、使われた音楽がヒットすれば当時から多くの人の心にも深く印象に残る…という、不思議な存在感を感じさせる音楽制作機器でした ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪