Ludwig Van Beethoven ベートーベン…♪ バッハ Bach, ブラームス Brahms, とならんで3大〈B〉と称される、偉大な音楽家です ♪ ベートーベンの音楽は、とくにその本質を端的に物語る…32曲をかぞえるピアノソナタ、そして9曲の Symphony = 交響曲、さまざまな器楽合奏のための多くの室内楽曲など、18世紀末から19世紀のはじめにかけての〈ロマン主義 Romanticism〉といわれる西欧文化思潮のなかでの音楽にとって、その端緒となって、17世紀から18世紀にかけてのバロック音楽における J.S.Bach バッハ による豊穣な作品とともに、〈バイブル〉としてのマスターピースと…とらえられています ♪ その32曲をかぞえる〈ピアノ・ソナタ〉は、彼の音楽の〈本質=エッセンス〉を如実に伝える作品集ですし、晩年に作曲された数曲の〈弦楽四重奏曲〉は、彼につづく…のちの世代の作曲家たちに多くの影響をあたえています ♪ 18世紀の〈ロマン主義 Romanticism〉という、西欧の大きな文化思潮のなかで、その音楽分野での胎動期を象徴する作曲家である Beethoven の作品は、どの作品も、とても多くの意味で重要なのですけれども、自分自身にとって愛する1曲をえらぶとすると何だろう…と思いめぐらせたとき、自然にうかんだのが“ バイオリン協奏曲 ニ長調 ” です ♪ 1806年に書かれたとされるこの彼の唯一のバイオリン協奏曲は、かの有名な “交響曲 第5番” とも近い時期に作曲され、彼の音楽の素晴らしさを十二分にかんじさせてくれます ♪ 荘厳さと、メロディアスな旋律の魅力をかねそなえ、爽やかな美しさをもつ Beethoven のサウンドを堪能できる傑作といえます ♪ 個人的に大好きなのは 1979にウィーン・フィルと録音された往年の名女性バイオリニスト、Kyung-Wha Chung チョン・キョンファの演奏、そして指揮者の帝王カラヤンのベルリン・フィルと堂々と競演する…若き日の Anne = Sophie Mutter の演奏でしょうか ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪