Neil Larsen ニール·ラーセンは…私のフェイバリットキーボーディスト=コンポーザーのひとりで、相棒の Buzz Feiton との双頭グループ 〈Larsen =Feiton Band〉 と、同じくその前身のバンド〈 Full Moon 〉の愛すべき数々の名曲とともに私自身…多くの影響を与えられています ♪ いわゆる Cross Over クロスオーバー = Fusion フュージョン と呼ばれるカテゴリーの音楽の先駆的存在で、ジャズにもロックにもまたがる、しなやかなサウンドイメージは今も変わらぬ憧れの対象です ♪ はじめてふれたアルバム Larsen Feiton Band (1980), Full Moon Featuring Neil Larsen & Buzzy Feiton (1982) の2枚の作品は当時からヒットしていた話題の作品で…時代のサウンドとして本当によく聴いて、おおいに研究していました ♪ Neil Larsen は Miles Davis との音楽的な親交関係もある優れたミュージシャンで、ファの旋法=リディアン·モード(ファソラシドレミファ…)などを特徴とする…そのオルガンプレイを軸にしたユニークなサウンドメイクには、今も変わらず揺るぎのないオリジナリティを感じることができます ♪ 彼… Neil Larsen のソロ名義で発表されている1978年の『 Jungle Fever 』, 1979年の『 High Gear 』ともあわせて、すべて必聴と言える最高の音楽ですけれども…1曲を選ぶとすると…1987年のアルバム『 Any Through Window 』のなかの個人的にいちばん好きなナンバー… “ Alborada ” のまるでキラキラとしたクリスタルの結晶をのぞきこんでいるようなサウンドです…♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪