Natalie Cole ナタリー・コール…偉大なピアニスト歌手 Nat King Cole の愛娘で、もう亡くなって10年が経とうとする、自身も優れたシンガーでグラミーの最優秀新人賞、最優秀R&Bボーカル、ソング・オブ・ザ・イヤーなどを受賞している大スターです ♪ 10代の頃から始まるその長いキャリアでR&BシンガーとしてのNO.1ヒットも放つなか、なんといっても…記憶に深く刻まれているのは、その父 Nat King Cole の残された映像とデュエットするかたちで制作された“ Unforgettable ”をふくむアルバム『Unforgettable With Love』(1991)です ♪ さきのタイトル曲はソング・オブ・ザ・イヤーとなりました ♪ プロデュースにも名をつらねる Natalie の意向といわれる、その制作に惜しみなくかけられた情熱が全編に感じられる内容で、名プロデューサー Tommy Lipuma トミー·リピューマとのコラボレーションのもと、曲ごとにまさに最適の音楽的な布陣がしかれて、そこにはこれまた名音楽プロデューサー David Foster デヴィッド·フォスターも加わっているという豪華さ…♪ 亡き父… Nat King Cole のレパートリーをアレンジしてカバーする、アップトゥデイトでスマートな、とびきりのジャズ・ボーカル・アルバムのなかで私のお気に入りは、大ヒットした “ Unforgettable ” とともに、同じくその David Foster の制作による Natalie の Soulful な歌が胸をときめかせてくれる “Almost Like Being In Love 恋をしたみたい ”…です ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪