“ I think all the musicians in jazz shoud get together on one certain day and get down on their knees to thank Duke (あらゆるミュージシャンが一日あつまって感謝すべきだ…〈デューク〉に) ” ♪ Duke Ellington デューク·エリントンについて、Miles Davis マイルズ·デイヴィスが語ったという有名な言葉です ♪ Duke Ellington デューク·エリントンは、アメリカ合衆国の Jazz において、西欧クラシック音楽のバッハ、ベートーヴェンをあわせたような存在といえる…偉大な音楽家です ♪ 20代の若い頃からバンドリーダーとして活動し、F·コッポラ監督の映画『コットンクラブ The Cotton Club 』でリチャード・ギア、ダイアン・レイン、グレゴリー・ハインズ、ニコラス・ケイジなどの豪華な共演で描かれる、ニューヨークの伝説のナイトクラブ…〈Cotton Club コットンクラブ〉と契約して自らの楽団で出演をつづけるなかでビッグバンドジャズのクラシックとなる数多くの素晴らしい作品を生み出しました ♪ “ Rockin’ In Rhythm ”, “ Caravan ”, “ Sophisticated Lady ”, “ Satin Doll ”, “ Prelude To A Kiss ”,“ Mood Indigo ”“ Day Dream ”…枚挙にいとまがないその名曲の数々は、驚くことに同じアレンジ=編曲で、くり返して演奏されることがなかったといいます ♪ そのホーンセクションのアレンジには、西欧クラシックのオーケストレーションとは異なる極めて実践的な発想と手法で、まるでつづれ織りのような…なめらかなサウンドを紡ぎ出しています ♪ バンドリーダーとしても…決して自分からメンバーを解雇することはなかったという、経営者としても一流の存在でした ♪ 多く残された録音をとおして、自分の生涯のうちでは決して研究しきれないだろう…その素晴らしいサウンドのエッセンスを少しでも体得したいと思ってやみません ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪