Miles Davis マイルズ・デイヴィス …その存在が、すなわち〈モダンジャズ Modern Jazz 〉といってもいい…ジャズの帝王です ♪ 1940年代から早くも始まったそのミュージシャン人生は、1950年代に入って加速度的に展開して、そのリーダーグループの演奏はモダン・ジャズの規範といえるものになっています ♪ あまりにも重要で充実したその足跡を、このブログの1回の記事で記すことは到底できませんから、今回はその Miles が最初のレギュラーグループとして録音したアルバム『Miles』(1955) をご紹介します ♪ それまでにも自分がリーダーとしてArt Blakey アート・ブレーキー(Drums)、Sonny Rollins ソニー・ロリンズ(Tenor Sax)、Thelonious Monk セロニアス・モンク(Piano)…など、そうそうたるJazzの名プレーヤーたちとレコーディング・セッションを重ねてきた彼が、自己のパーマネント(固定した…)のグループとして初めてリリースしたアルバムには…みずみずしいテナーサックスの演奏を聴かせる若きJohn Coltrane ジョン・コルトレーン、 1950年代の Miles のピアノサウンドを支えた名手 Red Garland レッド・ガーランド、 その後の不動のベーシスト Paul Chambers ポール・チェンバース、 そしてHard Bop Jazz ハード・バップ・ジャズの象徴的ドラマー Philly Joe Jones フィリー・ジョー・ジョーンズの、まるで新緑の風景のような若々しい演奏を聴くことができます ♪ 冒頭を飾る “ Just Squeeze Me ” の選曲には、のちに Miles 自身が語っているように、作曲者 Duke Ellington デューク・エリントンへの深いリスペクトが感じられます ♪ このアルバムを皮切りに…彼のグループの、ニューヨークを舞台にしたモダンジャズの、文字どおりの黄金時代が始まっていきます ♪

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