1964年リリースのアルバム『Getz/Gelbert ゲッツ/ジルベルト』のヒットがボサ・ノヴァ Bossa Nova の世界的な流行を決定づけたことは…よく知られている事実です ♪ そして…その立役者の重要な1人が、当時  João Gelbert ジョアン·ジルベルトの妻だった…  Astrud Gelbert アストラッド・ジルベルトです ♪  Astrud が このアルバムのAB両面の最初の曲… “ Garota de  Ipanéma イパネマの娘 ” と “ Corcovado コルコヴァード ” を英語の歌詞で歌ったことが、ボサ・ノヴァ Bossa Nova の音楽が世界に広がりをみせるきっかけとなったのはまちがいありません ♪ João の歌とギター、ほぼすべての曲の作曲者 Antonio Carlos Jobim アントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ、そしてジャズ·テナー·サックスの名手… Stan Getz スタン・ゲッツの流麗なプレイをともなって展開するサウンドは、ブラジルポピュラー音楽とジャズ·ミュージックの幸せなマリアージュ Marriage というべきもので…真にエバーグリーンな音楽です ♪ そして…その Astrud がこの翌年に Jobim と録音する 『The Astrud Gelbert Album (邦題=おいしい水)』 も見逃せない名アルバムで…全編をとおしてボサ・ノヴァ Bossa Nova の名曲の典型的な歌いかたを形づくりました ♪ 2枚とも全曲スタンダードと言える、ぜひ聴いていただきたいアルバムですけれども…そのなかから、私のおすすめは…彼女のアルバム『おいしい水』に収められた、Jobim のまちかいなく最高傑作のひとつといえる…“Insensatez インセンサテス” を英語の歌詞で歌った“ How  Insensitive ” です ♪

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