1964年リリースのアルバム『Getz/Gelbert ゲッツ/ジルベルト』のヒットがボサ・ノヴァ Bossa Nova の世界的な流行を決定づけたことは…よく知られている事実です ♪ そして…その立役者の重要な1人が、当時 João Gelbert ジョアン·ジルベルトの妻だった… Astrud Gelbert アストラッド・ジルベルトです ♪ Astrud が このアルバムのAB両面の最初の曲… “ Garota de Ipanéma イパネマの娘 ” と “ Corcovado コルコヴァード ” を英語の歌詞で歌ったことが、ボサ・ノヴァ Bossa Nova の音楽が世界に広がりをみせるきっかけとなったのはまちがいありません ♪ João の歌とギター、ほぼすべての曲の作曲者 Antonio Carlos Jobim アントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ、そしてジャズ·テナー·サックスの名手… Stan Getz スタン・ゲッツの流麗なプレイをともなって展開するサウンドは、ブラジルポピュラー音楽とジャズ·ミュージックの幸せなマリアージュ Marriage というべきもので…真にエバーグリーンな音楽です ♪ そして…その Astrud がこの翌年に Jobim と録音する 『The Astrud Gelbert Album (邦題=おいしい水)』 も見逃せない名アルバムで…全編をとおしてボサ・ノヴァ Bossa Nova の名曲の典型的な歌いかたを形づくりました ♪ 2枚とも全曲スタンダードと言える、ぜひ聴いていただきたいアルバムですけれども…そのなかから、私のおすすめは…彼女のアルバム『おいしい水』に収められた、Jobim のまちかいなく最高傑作のひとつといえる…“Insensatez インセンサテス” を英語の歌詞で歌った“ How Insensitive ” です ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪