Marvin Gaye マーヴィン・ゲイといえば、やはりいちばんには…アルバム『 What’s Going On 』(1971)のことが思い起こされます ♪ それまでのR&Bシンガーのスターとしての歩みも素晴らしいのにくわえて、シンガーソングライターとして全曲自身のオリジナル曲で発表された…そのエポックメイキングな内容は、アルバム制作のありようを考えるうえでも、今も大きな輝きを放ちつづけています ♪ 当時として画期的だったそのコンセプチュアルなアルバム構成を強く印象づける…オリジナルLPのA面に展開されるメドレーは、リリース後のライブでもほぼ再現されて、圧倒的なメッセージを聴くものに投げかけます ♪ 冒頭のタイトル曲 “ What’s Going On 愛のゆくえ ” は大ヒットして Mavin の代表曲となりましたし、アルバムの最後を飾る…街の貧困を歌った “ Inner City Blues ”も、R&Bのクラシックとなっています ♪ 当時のアメリカのベトナム戦争や環境問題へのメッセージのほかにも、ゴスペルソングの系譜を感じさせる “ God Is Love ”, “ Wholy Holly ” など…収録曲もバラエティーに富んでいて、かつ…サウンドの面からも、とても音楽的な感興を抱かせるあざやかな転調をふくんでいたり…と、そのチェックポイントには枚挙にいとまがありません ♪ 私の個人的なフェイバリットソングは、延々と転調を展開する2曲目の“ What’s Happening Brother ”ですが、現在でもつづく環境問題をその優しく美しいボーカルにのせて歌う“ Mercy Mercy Me ”も大好きな1曲 です ♪ 1984年に、父との口論の際に銃殺されるというショッキングな最期をむかえてしまったのが…本当に残念です ♪ Jazz Fusionの今や伝説の名グループ Weather Report ウェザー・リポートが1985年のアルバム『 Sportin’ Life 』で、タイトル曲 “ What’s Going On 愛のゆくえ ”をカバーしているのも、この素晴らしい才能をもった Marvin への追悼の意味があったのだと思います ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪