Astor Piazzolla アストル・ピアソラ の…Nuevo Tango(ヌエボ·タンゴ = 新タンゴ…の意)といわれる、その音楽を聴きはじめたのはジャズギターの修行をしていた高校生の頃で、当時ブームを巻き起こしていた1983年のウィーンでのライブ盤が最初でした ♪ Tango タンゴというカテゴリーの音楽自体がとても専門的なことにくわえて、Piazzolla ピアソラの音楽は、その伝統的なTango タンゴに新風を吹き込んだ作風で知られていて、「なんだこの音楽は?」という衝撃が…聴いて最初に受けた印象です ♪ けれども…自分がクラシック音楽の勉強を続けていたこともプラスに働いて、その作品がヨーロッパのクラシック音楽の形式やJAZZのエッセンスを巧みに採り入れて作られているのが聴きとれてくると、高い技術を伴った楽団の演奏をつうじて…そのオリジナリティー豊かな音楽にじわじわと魅了されていきました ♪ Piazzolla ピアソラが亡くなってしまった現在でも、クラシックの演奏家をふくめて多くの音楽家がその作品をとりあげて演奏しているのは、その音楽がやはり普遍的な大きな魅力をそなえているからでしょう ♪ とにかくその当時の五重奏団の Piazzolla ピアソラをはじめ…構成メンバーそれぞれの演奏が素晴らしく、力強いビートとアンサンブル、そしてPiazzolla ピアソラのバンドネオンとともに、ヴァイオリンの名手 Fernando Suárez Paz フェルナンド・スアレス・パスの奏でるしなやかなメロディーのラインには、今も変わらず心を奪われます ♪ 以前から自分自身でもヴァイオリニストなどとともに演奏している代表曲, ヒット曲とも言える“ Libertango リベルタンゴ ”, Oblivion 忘却 ”など…どの作品も、深くこころに響くそのサウンドは音楽のエネルギーに満ちています ♪ 私にとってやはりいちばんの曲は…父との死別に際して書かれたという今ひとつの代表曲“ Adios Nonino アディオス・ノニーノ ”です ♪

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