ひとは誰でも1つ…楽器をもっています ♪ それが〈 声 Voice 〉です ♪ そして声は、生まれながらにして、ひとそれぞれその高さが決められている…サックス Sax などと似た、いわゆる〈移調楽器〉のようなもので、おなじ曲でも…歌うひとによって歌いやすい〈 調 = Key キー 〉が微妙にちがってくるために、たとえば…どのカラオケでもたいていは Key キー の調整ができるようになっています ♪ 〈 調 = Key キー 〉というのは、以前にこのブログの Bach バッハについてのお話しのときに少しふれましたが、鍵盤1つぶん=半音を目盛にして1オクターブのなかで12コに均等に切り分けられていて、歌うひとは、特にポピュラー音楽では…その中でいちばん自分の声にあった〈 調 = Key キー 〉を選んで歌うことになります ♪ この半音のひと目盛…というのは実際、意外と広い間隔があるもので、曲を半音だけ移調しても随分高さが変わるものだな…というのは、カラオケなどでも実感できることだと思います ♪ 自分がライブなどで歌うときも…その曲の調については、とことん考えぬいています ♪ 高すぎず、低すぎず…いちばんよく歌える〈 調 = Key キー 〉をさがして何度も歌ってみて、決めていきます ♪ 有名な曲の場合…多くの人がそのオリジナルの〈 調 = Key キー 〉に耳が慣れていることから、それを考えて…移調しないで歌うこともあります ♪ 〈 調 = Key キー 〉を移調した場合、当然…一緒に演奏する楽器も移調して演奏することになるわけで、それがピアノにしろギターしろ…コードの押さえ方をふくめて演奏のしかたも変わってきますから結構大変です ♪ でもそんなこんなで、ぴったりとあった〈 調 = Key キー 〉にめぐり合えて気持ちよく歌えたときには、そんなさまざまな苦労も忘れてしまうほどの充実感を味わうことができます ♪ (〈歌〉の…よもやま話)
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪