Antonio Carlos Jobim アントニオ·カルロス·ジョビンの1970年のアルバム『 Stone Flower 』は… 名作『 Wave 』につづく、ブラジリアン·インストルメンタルの傑作です ♪ タイトル曲 “ Stone Flower ” は ラテンロックバンド…Santana にもカバーされて、Bossa Nova ボサノヴァをふくめた MPB ブラジルポピュラー音楽 のサウンドと Jazz ジャズ や Rock ロックのサウンドとの融合 = Fusion に大きな具体的影響をあたえています ♪ 名アレンジャーとして語り継がれる Eumir Deodato エウミール·デオダートの編曲と演奏をフューチャーした、よどみなく流れるようなサウンドは良質のBGMとしても一級品で、聴き込んで楽しむこともできる深い音楽性も…かねそなえています ♪ Elis Resina と Jobim とのコラボレーションでも知られる “ Chovendo na Roseira バラに降る雨 ” は、“ Children's Game ” というタイトルで収録 ♪ さらに “ Brasil ブラジル ” とタイトルされた、もっとも名高いサンバ…“ Aquarela do Brasil ブラジルの水彩画 ” は Jobim 自身の歌うボーカルとともに、この曲の決定版のひとつです ♪ Chico Burque の作詞による終曲 “ Sabia サビア ” も …Bossa Nova ボサノヴァのスタンダードとして歌い継がれる永遠の名曲です ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪