ぜんぶでいくつの続編映画が作られたのか…もうわからないほどの大ヒットとなったシルベスター·スタローン主演脚本監督の『ロッキー Rocky』シリーズ…その象徴的なファンファーレとテーマは映画音楽の巨匠、Bill Conti ビル·コンティ の作曲です ♪ 私のもっともはじめの映画体験のひとつが…その最初の続編『ロッキー2 Rocky II 』でした ♪ 悩みの多い日常に優しく…元気と勇気をあたえてくれるシンプルで力づよいストーリーは、さっそくその第1作オリジナルの『ロッキー Rocky』を観てみたい気持ちにさせられて…まだビデオなどもない当時は、古い映画をみるための名画座(リバイバルの映画が廉価で観られる規模の小さな映画館)での 1 & 2 二本立て上映に足を運ぶこととなります ♪ オリジナル…『 ロッキー Rocky 』は、その後の大ヒットシリーズを大いに納得させる素晴らしい青春映画の傑作で…その印象的なシーンの数々を Bill Conti ビル·コンティ の音楽が優れたアレンジで彩っています♪ ピアノで奏でられるテーマのメロディーは…とてもせつなく記憶に残ります ♪ さらにエンドロールにフーガの手法で展開するバロックの美しいサウンド “ Rocky's Reward ロッキーの報酬 ”も…この映画の気品を高めることに寄与しています ♪ 80年代のシリーズをリアルタイムで時代とともに生きた世代として…第3作での Survivor による “ Eye Of The Tiger ”, 第4作での James Brown による “ Living In America ” …それら2曲も変わらず愛すべき主題歌、挿入歌です ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪