Billy Joel ビリー・ジョエル…は間違いなく、アメリカ合衆国の良心をそのロックスピリッツと美しいメロディーメイクで体現する偉大なミュージシャン…大スターです ♪ 私が10代の頃に聴きはじめたのはアルバム『52nd Street ニューヨーク52番街 』のなかの “ Honesty オネスティ ” の日本でのヒットがきっかけですけれども、すぐに…さかのぼって大ブレイクの前作アルバム『 The Stranger 』や、アルバム『 Piano Man 』などにちりばめられている珠玉の名曲にふれることになります ♪ アメリカのミュージックシーンを生き抜いていく…その不屈の精神で貫かれるテクニカルなピアノ弾き語りによる抜群のパフォーマンスと工夫の凝らされた詩情あふれるソングメイキング、その優れた作品の数々は今も変わらぬリスペクトの対象です ♪ “ Uptown Girl “, ” Tell Her About It ” などをヒットさせていた彼のキャリアの最高の時期である1984年の来日公演を観ることが出来たのはとてもラッキーなことでした ♪ なにより、1曲1曲がとても丁寧に作り上げられている…その作品の仕上がりの美しさは、力強いボーカルと相まって胸に響きます ♪ ライブでも観ることが出来た、躍進を支えた70年代、80年代〜2000年代までのバンドのドラマー、Liberty DeVitto の一聴してわかる熱いプレイも…変わらず私のこころをときめかせてくれます ♪ 1曲をえらぶのがとてもむずかしいなか…思い浮かぶフェイバリットナンバーは、さきのアルバム『 52nd Street 』収録のスパニッシュムードの佳曲…“ Rosalinda's eyes ロザリンダの瞳 ” でしょうか ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪