Todd Rundgren トッド·ラングレンの音楽に最初にふれたのは高校生の頃のことで…アルバム『 Hermit Of Mink Hollow ミンク·ホローの世捨て人 』『 Something, Anything 』などを何気なく聴いたのが始まりでしたが、すぐにその作品を多く彩る美しいメロディーと緻密に構成されたサウンドに魅了されて…次々にアルバムを聴きあさっていくことになりました ♪ 現代の Cole Porter とも評されるメロディーメイカーとして、ポピュラー音楽の歴史に確固とした足跡を残しています ♪ 1980年代終わりから1990年代初めでの…アルバム『 Nearly Human 』, 『 2nd Wind 』の来日公演を体験しましたけれども…いずれも素晴らしいバンドアンサンブルで、私のなかでの…トータルなミュージシャンとしてリスペクトする存在であり続けています ♪ “ Hello It's Me ”, “ Can't We Still Be Friends ”などチャートに入ったヒット曲のなかで私の大好きなナンバーはなんと言っても…先のアルバム『Something, Anything』の冒頭を飾る“ I Saw The Light 瞳の中の愛 ”…そして同じアルバムから、後のライブバージョンも素晴らしい “ Could’nt Just Tell You ” のロックンロールサウンドです ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪