日本とは春夏秋冬が180度違う南半球のブラジルの9月というと、冬がとおりすぎて暖かくなってくる春先の季節といったところでしょうか…♪ この季節に、やはり思い起こされるのが Ivan Lins の名曲 “ Setembro (9月) ” です ♪ 友人の結婚式のために作曲されたというこの曲は…大プロデューサー Quincy Jones のアルバム『Back On The Blook』(1989)にも取り上げられ、世界中にとっての美しいウェディングソングとなっています ♪ オリジナルは1980年の自身のアルバム『 Novo Tempo (ノーヴォ・テンポ) 』に収録 ♪ 継続的に転調をくりかえすそのユニークな作風のなかでも、シンプルなメロディーとともに…いちばん遠い調まで行き着く転調のその美しい道のりは、まさに〈新しいバロック〉と言っていいサウンドです ♪ 中盤に聴かれる、美しい…ベースによるソロのパッセージは、いつも私に…紙吹雪のなかを祝福されて歩くカップルのしあわせな情景をイメージさせてくれます ♪ Quincy のバージョンでは、ジャズのレジェンド Sarah Vaughan のボーカルとともに、名コーラスグループ Take 6 がテクニカルなハーモニーを聴かせてくれます ♪ Ivan Lins 自身の歌でも、オリジナルをふくめて歌詞のついたものなど…いくつかの優れたバージョンがあります ♪ そのオリジナリティーあふれる音楽のエッセンスを十二分に感じさせてくれる…Ivan Lins の名曲 “ Setembro (9月) ” です♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪