Earth, Wind & Fire アース・ウィンド・アンド・ファイアー…Maurice Whiteの率いた、アメリカン・ミュージックのレジェンドです ♪ 彼らについて、知るべきことはほぼ書き尽されていると思えますので、私の…自分なりに感じるところをお話しします ♪ リアルタイムで彼らの音楽にふれたのが1981年のアルバム『Raise ! 天空の女神』から…♪ 世代的に、彼らが勢いよくステップアップしていく70年代の時期は通り過ぎてしまってからの聴き始めでしたが、逆に言えばその80年代初頭は、人気、セールスともに絶頂期にあったと言ってもよく、サウンドも…いま振り返ると、シンセサイザーを多用する時代にさしかかってとてもユニークなものでした ♪ それから…さかのぼって『I Am 黙示録』(1979), All’n All 太陽神』(1977)などの代表的な傑作アルバムを聴いていくことになります ♪ とにもかくにも…バンドとしてのトータルのサウンドが、そのコンセプトもふくめて素晴らしいクオリティーで、Donny Hathaway の『Live !』にも参加している Maurice の実弟 Fred White のドラミング、70年代を支えた Al McKay や、その後に彼からふたたび交代して復帰した Roland Bautista らのギターカッティング…そしてまるで猛獣チーターの俊敏さを思わせる、同じくホワイト兄弟の Verdine Whitre のベースプレイは、華麗なホーンアンサンブルやハイトーンのファルセットボイスを聴かせる Phillipe Bairy のボーカルとも相まってまさに一丸となったバンドサウンドを力強く感じさせるものでした ♪ 私が個人的に確信を得ているのは、代表曲 “ That’s The Way Of the World 暗黒への挑戦 ”の循環コードの進行が、Tom Jobim の“ Agua de Março 三月の雨 ”の循環進行のテイストを強く感じさせることからもわかる、リーダー Maurice Whiteのブラジル音楽への指向と、さらにもうひとつ…当時のバンドが、名手 Larry Dunn による、シンセサイザーを駆使した最新のキーボードサウンドに大きく支えられていることです♪ いまだに色褪せることのない、永遠のマスターピースを多く残してくれた…偉大なグループです ♪

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