Ennio Morricone エンニオ・モリコーネは…映画音楽最大の作曲家の1人といっていい、偉大なレジェンドです ♪ 1960年代から2020年に亡くなるまで60年におよぶ作曲家人生のなかで、まだ私自身が聴けていないものも多い…その作品の数の膨大さには、ただただ最大級のリスペクトをするばかり です ♪ 『ニュー・シネマ・パラダイス』、『荒野の用心棒』、アカデミー作曲賞にノミネートされた『ミッション』、『アンタッチャブル』などヒット作品も多く手がけています ♪ なめらかで美しいストリングスの響きによるリリカルで、ときに情熱的なメロディーはオリジナリティーにあふれたもので、いつもその楽想の豊かさに憧れます ♪ 私自身の体験からお話しすると、ともに名優ロバート・デニーロの主演による…まずは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のなかの、主人公が初恋の相手の少女によせる想いを音で描く“デボラのテーマ”、そしてベルナルド・ベルトリッチ監督の大作『1900年』の美しく峻厳なメイン・タイトル“ Romanzo ”, “ Estate 1908 ”など名曲が揃う2作品が、心に残ります ♪ ストリングスにコーラスをユニゾンで加えるユニークなオーケストレーションは、日々、決められたルーティンを守ってつづけられたと伝わる…プロフェッショナルの上質な仕事から生み出されたことをじゅうぶんに感じさせるもので、いまも自分自身の曲作りのひとつの大きな指標になっています ♪
ブラジルポピュラー音楽を代表するシンガーソングライター…Ivan Lins♪その代表曲 “ Começar De Novo (コメサー·ヂ·ノーヴォ…新しくはじめよう…) ”は、作者本人のバージョンはもちろん…さまざまなカバーバージョンが存在します♪ ハーモニカの名手 Toots Theielmans の アルバム『The Brasil Project』 の Ivan 本人も歌う美しいバージョンは広く聴かれています♪ 私のお気に入りは 女性歌手 Simone の アルバム 『Pedaços』 の冒頭を飾る…凛とした輝きを感じさせ堂々と歌いあげるバージョン♪