西欧のクラシック音楽での〈 ハーモニー Harmony 〉 は…日本語では〈和声〉などと訳されますけれども、ポピュラー音楽でのメロディーとコード進行の関係と同じことだと考えてさしつかえありません ♪ ボサノヴァ Bossa Nova を含めたブラジルポピュラー音楽のコード進行で…とくにその特徴として挙げられるのが、コード=和音の〈転回形 Inversion〉 が多く用いられ、それがその曲のサウンドを特徴づけるポイントになっていることです ♪ ベースの音が C=ド となる基本形〈ドミソ〉のような3つの音で出来ているコードでは…〈ミソド〉、〈ソドミ〉というように2種類の転回形( 直角三角形を転がすとカタチが変わって見える…ようなイメージ )がありますけれども…有名なスタンダード…“ Corcovado コルコヴァード ”の冒頭や、“ Meditaçāo メヂタサォン ”のなかで用いられる 短3和音の転回形〈□m6〉などは…そのわかりやすい例です ♪ 私の作曲の恩師が「基本形〈ドミソ〉は〈固体〉、第1転回形〈ミソド〉は〈液体〉、第2転回形〈ソドミ〉は〈気体〉…のようなもの」と教えてくれました ♪ とてもよい〈たとえ〉だと思えるので…私自身でもそのように説明することが多いです ♪ ( 作曲編曲よもやま話…♪ )
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪