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Chic シック ( …シーク ) は、 Nile Rogers [Guitar]  と  Bernard Edwards [Bass]  の 2 人を中心とした音楽ユニットであり、かつ音楽制作集団…♪ 1970 年代から 1980 年代を経て 1990 年代にまたがる…いわゆる〈 Disco ディスコ〉サウンドを象徴する存在です ♪ 私にとって、その彼らのサウンドにふれたのは 1983 年のアルバム『 Believer 』が最初でしたが、その後 1st アルバム『 Dance, Dance, Dance 』 (1977) から 1992 年の『 Chic-ism 』までの一連のアルバム作品たちと、プロデュースを担ったガールグループ  Sister Sledge の同名のアルバム『 Sister Sledge 』や、 Nile Rogers  が、そのプロデュースによって世界的な大ヒットに導いた  Madonna  の“ Like A Virgin ”などのサウンドをとおして、自分にとってより身近な音楽となっていきました ♪ なんといっても Nile Rogers  の切れ味のよいギターカッティング、ソリッドな  Bernard Edwards  のベースとの組み合わせから生み出される多彩なリズムパターンと、そこにスマートにくわわるヴォーカルの構成するサウンドは、アタマとココロとカラダをすべて同時に触発してくれる…最高のダンスミュージックです ♪ プロデュース作品など…彼らの関係するすべての作品にその素晴らしい音楽エッセンスが行きわたっているといえますが…私のここ最近のお気に入りは、彼らが Soul & R&B  の  Diva ( ディーヴァ ) …  Diana Ross  をプロデュースした 1980 年のアルバム『  Diana  』です ♪
Natalie Cole ナタリー・コール…偉大なピアニスト歌手 Nat King Cole の愛娘で、もう亡くなって 10 年が経とうとする、自身も優れたシンガーでグラミーの最優秀新人賞、最優秀 R&B ボーカル、ソング・オブ・ザ・イヤーなどを受賞している大スターです ♪ 10 代の頃から始まるその長いキャリアで R&B シンガーとしての NO.1 ヒットも放つなか、なんといっても…記憶に深く刻まれているのは、その父 Nat King Cole の残された映像とデュエットするかたちで制作された“ Unforgettable ”をふくむアルバム『 Unforgettable  With Love 』 (1991) です ♪ さきのタイトル曲はソング・オブ・ザ・イヤーとなりました ♪ プロデュースにも名をつらねる  Natalie  の意向といわれる、その制作に惜しみなくかけられた情熱が全編に感じられる内容で、名プロデューサー Tommy  Lipuma トミー·リピューマ とのコラボレーションのもと、曲ごとにまさに最適の音楽的な布陣がしかれて、そこにはこれまた名音楽プロデューサー David Foster  デヴィッド·フォスター も加わっているという豪華さ…♪ 亡き父…  Nat King Cole  のレパートリーをアレンジしてカバーする、アップトゥデイトでスマートな、とびきりのジャズ・ボーカル・アルバムのなかで私のお気に入りは、大ヒットした “  Unforgettable  ” とともに、同じくその David Foster の制作による Natalie の Soulful な歌が胸をときめかせてくれる “Almost Like Being In Love 恋をしたみたい ”…です ♪
“ I think all the musicians in jazz shoud get together on one certain day and get down on their knees to thank Duke ( あらゆるミュージシャンが一日あつまって感謝すべきだ…〈デューク〉に ) ” ♪ Duke Ellington  デューク·エリントンについて、 Miles Davis マイルズ·デイヴィスが語ったという有名な言葉です ♪ Duke Ellington  デューク·エリントンは、アメリカ合衆国の  Jazz  において、西欧クラシック音楽のバッハ、ベートーヴェンをあわせたような存在といえる…偉大な音楽家です ♪ 20 代の若い頃からバンドリーダーとして活動し、 F· コッポラ監督の映画『コットンクラブ The Cotton Club 』でリチャード・ギア、ダイアン・レイン、グレゴリー・ハインズ、ニコラス・ケイジなどの豪華な共演で描かれる、ニューヨークの伝説のナイトクラブ…〈 Cotton Club  コットンクラブ〉と契約して自らの楽団で出演をつづけるなかでビッグバンドジャズのクラシックとなる数多くの素晴らしい作品を生み出しました ♪ “ Rockin’ In Rhythm ” , “ Caravan ” , “ Sophisticated Lady ” , “ Satin Doll ” , “ Prelude To A Kiss ” , “ Mood Indigo ”“ Day Dream ”…枚挙にいとまがないその名曲の数々は、驚くことに同じアレンジ = 編曲で、くり返して演奏されることがなかったといいます ♪ そのホーンセクションのアレンジには、西欧クラシックのオーケストレーションとは異なる極めて実践的な発想と手法で、まるでつづれ織りのような…なめらかなサウンドを紡ぎ出しています ♪ バンドリーダーとしても…決して自分からメンバーを解雇することはなかったという、経営者としても一流の存在でした ♪ 多く残された録音をとおして、自分の生涯のうちでは決して研究しきれないだろう…その素晴らしいサウンドのエッセンスを少しでも体得したいと思ってやみません ♪ 
ゆうべの私のライブ…お忙しいなかおいでくださり、そして最後まで聞いていただいたみなさま…本当にありがとうございます ♪ お楽しみいただいて、なにかほんの少しでも…私の音楽をとおしての思いを感じていただけたなら、こんなにうれしいことはありません ♪ 音楽をとおして…一緒に演奏するメンバー、共演者と、そして聞いていただくみなさまとの…よりよいコミュケーションをめざして、これからもさらに励んでまいります ♪ どうぞまたぜひ聞いてください ♪ 次回は… 8 月 5 日  [ 火 ]   赤坂 ボサノヴァ  &  ジャズ ライブレストラン 『 Kei 』 https://akasakakei.com/ にて…ジャズボーカルの小出直子さんと、私… ♪たかはしまさゆき♪ とのジョイントで Jazz ジャズ、Bossa Nova ボサノヴァとMPB (ブラジルポピュラー音楽)を中心にオリジナル曲もまじえてのライブをお届けします  ♪ また…くわしくは、このブログをとおしてお知らせしてまいります ♪ どうぞよろしくお願いもうしあげます ♪   ゆうべは…そしていつも本当にありがとうございます ♪ ♪ たかはしまさゆき ♪ ブログ筆者 シコとん…高橋まさゆき  
 いつもお読みいただきありがとうございます♪ このブログの筆者…シコとん高橋まさゆき ♪ …音楽家 ♪ たかはしまさゆき ♪ の ライブのお知らせです♪ コロナ禍がようやく明け… ライブ活動を再開しています ♪ 本日…7月18日 [金] 本厚木  ライブハウス 『CABIN』 https://www.cabinatsugi.com/2025-07  にて 19:30〜スタート ♪  Music Charge ¥4,000 + 1 Order (+ Menuより1つご注文をしていただきます) ♪ たかはしまさゆき ♪ Guitar, Piano, & Vocal 10数年来のトリオグループ ♪ TONICA NOVA ♪ として アンサンブルを練り上げてきた 中林成爾 Cello 三島博行 Drums とともに… オリジナル曲も交えて ボサノバ、サンバ、ジャズの 夢幻のサウンドをお送りします♪ ぜひ楽しんで聞いていただけたら… とてもうれしいです♪ お店のほうで…ご予約を承っております♪ くわしくは上記、お店のHPをご覧ください♪ みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます♪ 
ボサ・ノヴァ Bossa Nova を代表する作詞家 ヴィニシウス·ジ·モライス VinicÍus de Moraes の戯曲による舞台作品…『オルフェウ·ダ·コンセイサァオン Orfeu da Conceição (受胎告知の聖母のオルフェ)』は映画『黒いオルフェ Orfeu Negro』のモチーフになった…歴史的にもとても大切な作品です♪ 映画とは若干異なる内容で展開するお芝居の台本には、けれども…このギリシャ神話をブラジルのリオデジャネイロに舞台を移した、オルフェとユリディスの悲しい恋の物語の本質が…詩情豊かに描き出されています♪ そして…このお芝居から、まさにこのあと始まるボサ・ノヴァ Bossa Nova の時代を予告するように、スタンダードとなる挿入歌…作曲家 Antonio Carlos Jobim による “ Lamento no Morro (丘の哀しみ) ”. “ Se Todos Fossem Iguis A Você (すべての人が君と同じだったら) ”などが生まれています ♪ オルフェの弾く竪琴(たてごと)はボサ・ノヴァ Bossa Nova のシンボルともいえる楽器…〈ギター Violão(ヴィオラォン)〉に持ちかえられて、その後に大きな展開をみせるブラジルポピュラー音楽の胎動期を感じさせます ♪ ぜひ…このお芝居の日本で上演される日を、心から楽しみに待ちたいと思います ♪
その日の体調が生活のなかに何かと影響するように、音楽においても、体調は…演奏に如実に関係します ♪ まず音の高さについての音程の感覚…これが、例えば気圧の低い日や、気の上がらない体調の日だと、だいたいにおいて低めに感じられたり、拍= Beat の長さについての〈テンポ= Tempo 〉の感覚も…概ね遅く感じられたりします ♪ 音程を合わせるチューナー = Tuner や、テンポを提示するメトロノーム= Metronome といった機械が精確なものとして電子化されて久しいですから、まずはそれらの文明の利器を活用して、正確さを図るところから音楽の準備をはじめるのは、ですから…とても大事なことだといえます ♪ そのうえで、こんどは実際の演奏において…音楽的な理由から時間= Tempo が伸び縮みしたり、音程が高め、あるいは低めになったりすることがあります ♪ こういったことは基本的には、いつも起こっているといってよく、音楽の現場では、日々そういった、ある意味…人間的な〈ズレ〉の感覚に対応しながら、よりよいものをめざして演奏にあたっています ♪ 曲によって、そしてそれを演奏する人によって、そういったもろもろの〈ズレ〉は限りないパターンで起こりうるもので、それがその音楽をより味わい深いものにすることも多くあります ♪ 実際の合奏=アンサンブル Ensemble においては、それがほとんど押し合いへし合いに近い音のやりとりになることもしばしばで、実際…体の血の流れが逆流するような感覚になることもあるほどです ♪ そういった大変な印象が残った演奏ほど、好評だったり、録音を聞き返したときに〈いい〉と感じられたりすることも多いので…とても不思議です ♪ とにもかくにも…正確さを十二分に追求しながら、本番では自分の感覚を信じてよりよいアンサンブル Ensemble による、いい演奏をめざす…という、至極あたりまえの結論に至ってしまいます ♪ ( あまりに…とりとめのない話シリーズ )
 いつもお読みいただきありがとうございます♪ このブログの筆者…シコとん高橋まさゆき ♪ …音楽家 ♪ たかはしまさゆき ♪ の ライブのお知らせです♪ コロナ禍がようやく明け… ライブ活動を再開しています ♪ 7月18日 [金] 本厚木  ライブハウス 『CABIN』 https://www.cabinatsugi.com/2025-07  にて 19:30〜スタート ♪  Music Charge ¥4,000 + 1 Order (+ Menuより1つご注文をしていただきます) ♪ たかはしまさゆき ♪ Guitar, Piano, & Vocal 10数年来のトリオグループ ♪ TONICA NOVA ♪ として アンサンブルを練り上げてきた 中林成爾 Cello 三島博行 Drums とともに… オリジナル曲も交えて ボサノバ、サンバ、ジャズの 夢幻のサウンドをお送りします♪ ぜひ楽しんで聞いていただけたら… とてもうれしいです♪ お店のほうで…ご予約を承っております♪ くわしくは上記、お店のHPをご覧ください♪ みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます♪
日本の Jazz シーンに本格的な 〈 Reggae レゲエ〉のビートを導入した名ドラマーでバンドリーダーの古澤良治郎さんが亡くなって、はや 14 年以上も経ちます ♪ 1960 年代から始まったその長いキャリアでの多くの名プレーヤー、歌手との共演のなかで… 1970 年代の後半から 1980 年代にかけて、ひときわ大きなコラボレーションとなった、アメリカのバンド  The War のハーモニカプレーヤー Lee Oskar  リー・オスカーとのアルバム『あのころ』 (1981) 、『 Friendly 』 (1982) では、その素晴らしいバンドのグルーブを展開して、 1983 年のアルバム『たまには』に、その大きな音楽の果実を実らせます ♪ 当時、私のギターの師匠がそのバンドに在籍していたことから、毎晩のようにその演奏…〈良治郎バンド〉の素晴らしいライブのサウンドにふれられたことは、自分にとってこのうえない財産です ♪ 私にとってベースプレイの教科書となっている、やはり亡くなってしまったベーシスト川端民生さんと生み出されるドラムとベースのサウンドは…今でも至高の演奏として記憶の中心にありつづけています ♪ 全曲必聴…とくにオリジナル LPレコード の B 面 “  Dancing  ” , “  Paek Wind  ” , “  Moonlight Slumber  ” の 3 曲を貫く〈大きな〉ビートとグルーブは…世界の音楽のなかでの貴重な遺産です ♪ 〈リズム Rhythm 〉、〈ビート Beat 〉、〈グルーブ Groove 〉…音楽の時間軸にヒントを得たいときにかならずといっていいほどくりかえして聴いている、私にとってかけがえのないアルバム『たまには』…です ♪
Miles Davis マイルズ・デイヴィス …その存在が、すなわち〈モダンジャズ  Modern Jazz  〉といってもいい…ジャズの帝王です ♪ 1940 年代から早くも始まったそのミュージシャン人生は、 1950 年代に入って加速度的に展開して、そのリーダーグループの演奏はモダン・ジャズの規範といえるものになっています ♪ あまりにも重要で充実したその足跡を、このブログの1回の記事で記すことは到底できませんから、今回はその  Miles が最初のレギュラーグループとして録音したアルバム『 Miles 』(1955) をご紹介します ♪ それまでにも自分がリーダーとして Art Blakey アート・ブレーキー(Drums)、Sonny Rollins ソニー・ロリンズ(Tenor Sax)、Thelonious Monk セロニアス・モンク(Piano) …など、そうそうたる Jazz の名プレーヤーたちとレコーディング・セッションを重ねてきた彼が、自己のパーマネント ( 固定した… ) のグループとして初めてリリースしたアルバムには…みずみずしいテナーサックスの演奏を聴かせる若き John Coltrane ジョン・コルトレーン、 1950 年代の  Miles のピアノサウンドを支えた名手 Red Garland レッド・ガーランド、  その後の不動のベーシスト Paul Chambers ポール・チェンバース、  そして Hard Bop Jazz ハード・バップ・ジャズの象徴的ドラマー Philly Joe Jones フィリー・ジョー・ジョーンズ の、まるで新緑の風景のような若々しい演奏を聴くことができます ♪ 冒頭を飾る “ Just Squeeze Me ” の選曲には、のちに Miles 自身が語っているように、作曲者  Duke Ellington  デューク・エリントンへの深いリスペクトが感じられます ♪ このアルバムを皮切りに…彼のグループの、ニューヨークを舞台にしたモダンジャズの、文字どおりの黄金時代が始まっていきます ♪
いつもお読みいただきありがとうございます♪ このブログの筆者…シコとん高橋まさゆき ♪ …音楽家 ♪ たかはしまさゆき ♪ の ライブのお知らせです♪ コロナ禍がようやく明け… ライブ活動を再開しています ♪ 7月18日 [金] 本厚木  ライブハウス 『CABIN』 https://www.cabinatsugi.com/2025-07  にて 19:30〜スタート ♪  Music Charge ¥4,000 + 1 Order (+ Menuより1つご注文をしていただきます) ♪ たかはしまさゆき ♪ Guitar, Piano, & Vocal 10数年来のトリオグループ ♪ TONICA NOVA ♪ として アンサンブルを練り上げてきた 中林成爾 Cello 三島博行 Drums とともに… オリジナル曲も交えて ボサノバ、サンバ、ジャズの 夢幻のサウンドをお送りします♪ ぜひ楽しんで聞いていただけたら… とてもうれしいです♪ お店のほうで…ご予約を承っております♪ くわしくは上記、お店のHPをご覧ください♪ みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます♪
夏の気温が、近ごろもう耐えられないほど暑くなるようになって久しい気がしますけれども…夏のボサ・ノヴァ Bossa Nova を代表する名曲が “ Summer Samba ( Samba de verão サンバ·ヂ·ヴェラァオン) ”です ♪ この曲を作った Marcos Valli マルコス·ヴァーリは…誰よりもボサ・ノヴァらしい、たくさんの名曲を作ったシンガーソングライターのレジェンドとしてブラジルでも高い人気と評価を得ています ♪ ボサ・ノヴァ·インストゥルメンタルのパイオニア…Walter Wanderley ワルター·ワンダレーがアメリカのマーケットでこの曲をヒットさせてから…Marcos の歌う英語のバージョンも世界的にヒットすることになりました ♪ もとの歌詞では夏の暑さのように心が熱くなっている…という恋の歌で、夏のことを歌った歌ではないのですが、夏が来るとこの歌が自然に聴かれるようになるのは人情というものです ♪ ちなみに Marcos の作品のなかでブラジルでもっとも人気のあるのは…同じくセカンドアルバム 『 O Compositor e Cantor シンガーソングライター』にも収められている“ Preciso Aprender A Ser Só プレシゾ·アプレンデ·ア·セール·ソー( ひとりでいることを学ばなくては…の意 = 英語版は〈 If You Went Away 〉)だというのも、ボサ・ノヴァ Bossa Nova がブラジルでシリアスな音楽としても受けとめられているのを感じる意外な事実です ♪
サザンオールスターズ Southern All Stars はいうまでもなく国民的人気バンド…♪ 桑田佳祐さんの作る名曲の数々について…限りないリスペクトのほかに、なにも語る言葉をもちあわせていません ♪ 私の個人的な嗜好をお話しすれば…デビューアルバム『 Southern All Stars 』から『 10 ナンバーズ・からっと』 , 『タイニイ・バブルス』と当時、シングルのみでリリースされた数曲の作品を経て『ステレオ太陽族』にいたる 4 枚のアルバム…いまや〈初期〉に位置づけられる、いわゆる〈湘南サウンド〉というべきユニークな統一感に彩られた時期の曲たちが、いちばん身近で愛すべきものであるのは、世代的にもおゆるしいただきたい事実です ♪ その後の“ ミス・ブランニュー・デイ ” , “ 真夏の果実 ” , “ 涙のキッス ” , “ LOVE AFFAIR ~秘密のデート ”なども…もちろん素晴らしい作品なのですけれども…やはり、いちばん聴いた 10 代の頃の記憶とむすびつく…“ 思い過ごしも恋のうち ” , “ C調言葉にご用心 ” , “ 涙のアベニュー ” , “ わすれじのレイドバック ”などの青春サウンドは、いまも変わらず胸にグッとくるものがあります ♪ 4thアルバム『ステレオ太陽族』の音楽密度はとても高く…桑田さんが音楽監督をつとめて当時公開された映画『モーニングムーンは粗雑に』の挿入曲集としての意味合いもかねた、青春ミュージックの傑作と言えます ♪ このころの作品の多くは…これも今となっては伝説のTVドラマ『ふぞろいの林檎たち』にも使用され、 80 ‘sの時代の記憶をともにかたちづくっています ♪ 歌、サウンドそして歌詞ともに質が高く…桑田作品は、楽しく聴ける好きなものがほとんどですが、そんななかでも…私が“ いとしのエリー ”に匹敵する名曲だと思ってとりわけ大好きなのが、さきの『ステレオ太陽族』からシングルカットされた“ Big Star Blues( ビッグスターの悲劇 ) ”のドーナツ盤B面に収められた“ 朝方ムーンライト ”です ♪