“ A Night In Tunisia チュニジアの夜 ” は…モダンジャズを象徴する名曲スタンダードで、Jazz Giants ジャズ·ジャイアンツ のひとり…名トランペッター Dizzy Gallespie ディジー·ガレスピー の作曲です ♪ この曲には数々の歴史的な名演の録音が残されていますけれども…とりわけ素晴らしいのが、その作曲者 Dizzy Gallespie にくわえてピアノの Bud Powell バド・パウエル、ベースの Charles Mingus チャールズ·ミンガス、ドラムの Max Roach マックス・ローチ、そしてあえて偽名を使ってまでして共演している Bee Bop ビバップ のカリスマ… アルトサックスの Charlie Parker チャーリー·パーカーらによる夢のようなライブ録音『 Jazz At Massy Hall ジャズ·アット·マッセイ·ホール 』での演奏です ♪ 当時すでにジャズの巨人として名を馳せていた彼らによるオリジナリティあふれる演奏は、この曲のひとつの決定版として…まちがいなく挙げられるもののひとつです ♪ 巨人たちが集まってアンサンブルするジャズとは…こんなにも凄いサウンドになるのか…と思わず感嘆させられます ♪ さらに、この曲には、ドラマー… Art Blakey アート·ブレイキーのあまりにも有名なグループ〈The Jazz Messengers 〉による素晴らしい演奏の録音があることも…忘れずにつけくわえておきます ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪