西欧クラシック音楽の作曲法のなかで、いまや現代的な意味では…やや廃(すた)れがちなのですけれども…〈 Harmony = ハーモニー ( 和声法 ) 〉という教程があります ♪ 混声4部合唱や弦楽四重奏…といった高い音域から低い音域までを網羅した合奏をイメージして4つの音域の旋律を調和させて紡いでいく…といった大変ややこしい作業で、いわゆる作曲、編曲と言われてきたものの基礎になる技術の訓練なのですけれども…なぜ今ではやや廃れがちなのかといいますと、それが19世紀までの西欧クラシック音楽の作曲の審美的な礎(いしづえ)になっていたと言えるからで…その〈和声法〉にもとづいて作曲や編曲をすると…極めて西欧=ヨーロッパ的なサウンドの音楽に仕立て上がってしまう、ということが…ひとつの理由としてかんがえられます ♪ ですから逆に、西欧クラシック音楽の過去の名作をより深くかみくだいて研究するうえでは、とても大きな助けになるセオリーだとも言えます ♪ それぞれの声部(ソプラノ、アルト、テノール、バス)の動きには基本的な規則が定められていて、制限された動きや、またその例外など…とてもややこしいことが課されるので、その大変なぶんだけ…作曲編曲の訓練になる、ということなのでしょう ♪ 実際の細かい部分は教えるひとの〈ハーモニー〉の感覚や美学に左右されることが多く、いわゆるさまざまな流派のようなものもあって、これといった絶対的な規範、規則があるわけではない…というのが本当のところです ♪ 私の作曲の恩師の言葉…いちばんよく思い出されるのは、「やってはいけない悪い例を覚えることはない。いちばんこうしたらいいという、よい例をよく覚えるといい…」 ♪ こころに深く響く至言だと、今でも思っています ♪ ( 作曲編曲よもやま話…♪ )

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