J.S.Bach バッハの音楽が深い宗教的な信仰に根ざしているのはまぎれもない事実なのですけれども、以前このブログにも書いたように現在の音楽のあり方も多くはバッハによってまとめあげられた体系にもとづいていて…その象徴的な作品が、〈カンタータ〉といわれる、伴奏つきの…いわゆる歌曲たちによって形づくられ、バッハの亡くなってからのち… 19世紀になってから Menedelsson メンデルスゾーン によって復活上演された “ マタイ受難曲 ”です ♪ その素晴らしい作品は時代を経て再評価され、今も聴き継がれています ♪ Bach バッハにおいては数百曲も作曲されたと伝わる〈カンタータ〉たち…それらは教会音楽だけにとどまらず、その後の歌曲=歌…の源流にもなっていきます ♪クリスマスの時期…町に流れ聴こえる聖歌や讃美歌の調べにふれるとき、そんな〈歌〉の系譜に想いを馳せるいい機会にもなるかな…とも感じます ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪