アルト・サックス奏者…Art Pepper アート・ペッパーは、日本でとても人気の高いジャズマンとして知られています ♪ 1940年代のビッグバンド全盛の時代から活躍をしている白人ジャズプレーヤーの草分けで、1982年に亡くなるまで、麻薬中毒に苦しみながらも素晴らしい演奏を展開しつづけました ♪ 1950年代から優れたアルバムを多く残していますけれども、私自身にとって…1982年リリースの、カリフォルニアでの晩年のライブアルバム『Road game ロード・ゲーム』は、とりわけ好きな作品です ♪ 冒頭のタイトル曲であるオリジナルブルースに始まり、3拍子で展開する2曲目の “ Road Walz ” でのブルージーなフレージングは…ジャズが肌の色に関係なく素晴らしいプレイを展開できることを証明してみせてくれます ♪ オリジナルLPレコードのB面…クラリネットでの軽やかなインプロヴィゼーションを聴かせるスタンダード “ When You’re Smiling ” につづいて、12分におよぶ入魂のブローイングをくりひろげる “ Everything Happens To Me ” の演奏には…なんど聴いても胸を熱くさせられます ♪ それから1年経たないのちに亡くなってしまうことを考えると…この素晴らしい演奏が、まるで「辞世の句」のようにも思えてしまって…感慨がさらに深まります ♪ 優れた演奏技術と〈こころ〉が音楽のなかで切り離すことのできないかたちで輝いているのを感じさせる名作『 Road game 』です ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪