ボサノバ=Bossa Nova(ボサ・ノヴァ)は、サンバ(Samba)とならんでブラジル音楽の代名詞となっています♪もともとはリオデジャネイロなどのカーニバルで演奏されるようなサンバの歌曲(Samba Canção=サンバ・カンサォン)の歴史の上で1960年頃に現れた新しい潮流…ニュートレンドと言えますが、語の意味は諸説あって定まっていません♪ただその言葉が指し示す数々の名曲たちの、なんと素敵で魅力的なことでしょう!♪João Gilberto, Antonio Carlos Jobim, Baden Powell…といった当時の若い音楽家たちが作った素晴らしい曲たちこそが、本当の意味での『ボサノバ Bossa Nova』…なのだと思います♪今日のお話で1曲をあげるとすると、その歌詞のなかにBossa Nova(ボサ・ノヴァ)という言葉が登場する、Antonio Carlos Jobim とNewton Mendonçaが作ったスタンダードナンバー… “Desafinado(デサフィナード…音痴=おんち)”でしょうか♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪