Stevie Wonder スティービー・ワンダー とブラジルポピュラー音楽との結びつきは思いのほかつよく…スタンダードとなっている、 “ My Cherie Amor ”, “ You Are The Sunshine Of My Life” をはじめ、Bossa Nova のサウンドを基調としたものには、アルバム『Fulfillingness’ First Finale ファースト・フィナーレ』の冒頭を飾る “ Smile Please ” などもあります ♪ 私が…ブラジルのシンガーソングライター Djavan ジャヴァンを初めて知ったときも、日本で最初に紹介されたそのアルバム『 Luz 光』の第1曲 “ Samurai ” のイントロに聞こえてきたのは Stevie の吹くハーモニカのフレーズでした ♪ ラテン音楽に等しく接近していたと思われるこの1970年代の彼の作品群のなかで、私が大好きな1曲が、1988年の来日公演でそのライブ演奏を観ることができた…前述のアルバム『Fulfillingness’ First Finale ファースト・フィナーレ』になかのサンバ、疲れた日常をいやす心の旅へと歌でいざなう…“ Bird Of Beauty 美の鳥 ” です ♪
映画『リトル・ロマンス A Little Romance 』(1979)は…『明日に向かって撃て!』、『スティング』で知られるジョージ・ロイ・ヒル監督による青春映画の傑作です ♪ 今や名実ともに大女優のダイアン・レイン Diane Lane のデビュー作でもあります ♪ 私が最初に見始めた映画のひとつで、十代前半の主人公たちの初々しさと、老年のいぶし銀の名演技で脇をささえるローレンス・オリビエ Laurence Olivier の素晴らしさが今も記憶に深く刻まれています ♪ 音楽は、これまた 1960 年代のヌーベルバーグ Nouvelle Vague のフランス映画の数々から、のちには『ツインズ』、『フォー・エバー・フレンズ』などのハリウッド映画まで手掛けていく映画音楽の名作曲家 ジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue が担当…♪ 当時、欧米でベストセラーになっていた、作家パトリック・コーヴァンの小説を映画化したもので、パリで巡り逢い、惹かれ合った2人の少年少女が謎の老人から聞かされた伝説に導かれるように , 、ヴェニスのため息の橋の下でキスをして永遠の愛を誓おうとする…現代のおとぎ話 ♪ メインテーマには Vivaldi ヴィヴァルディのギター協奏曲の美しい緩徐楽章が使われて、みずみずしいロマンチックな雰囲気を醸し出しています ♪ この映画でアカデミー賞のオリジナル作曲賞も獲得しているジョルジュ・ドルリュー Georges Delerue の作る…それ以外の音楽も、丁寧で職人的な佳曲ばかりで、映像と音楽が相まって楽しめるとても素敵な作品です ♪ この作品にふれるたびに、映画と音楽とのいちばん美しい関係について、いつも…ハッと気づかされるようです ♪