私にとって Miles Davis の音楽の最初の体験は新宿駅西口の屋外スペースを会場にした来日公演をTV放送で観た1981年のことです ♪ 1975年以降ライブ活動を休止してから久々に再開されたライブ演奏ということでメディアにも大々的に取り上げられました ♪ 風のなかで飄々とトランペットを吹く Miles にサックスの Bill Evans, Al Foster と Marcus Miller とのしなやかで強力なドラム&ベース、そしてあふれ出るようなフレージングでエレキギターを弾く Mike Stern …さらにそのアンサンブルにひときわ存在感を放っていたのがパーカッションの Mino Cinélu のコンガの演奏でした ♪ 以来…このキーボードレスのギター、ベース、ドラムにパーカッションを加えたこのシンプルなリズムセクションの素晴らしさに魅了され、このときのツアーの演奏が収録されたアルバム『 We Want Miles 』は、私にとって…このツアーの別の公演の音源とも合わせて最もくりかえし聴いている Miles の録音のひとつです ♪ テーマとして提示される “ Jean Piere ”, つづく “ Backseat Betty ” からのファンクサウンドは今聴いてもまったく新鮮さを失っていません ♪ 終曲 “ Kix ” で聴かれる Reggae レゲエ ビートでの即興によるアンサンブルサウンドは、ジャズが形式のうえで本質的にまったく自由だ…ということを証明してみせてくれます ♪ 1991年に亡くなるまで生涯をとおして、最後まで Jazz ジャズ =即興演奏のあるべき姿を示しつづけてくれた Miles には…かぎりないリスペクトを抱かざるを得ません ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪