Steely Dan スティーリー・ダンの音楽に私自身が関心を向けて聴きはじめた1980年代前半の頃…すでにグループは活動を休止していて、Donald Fagen のソロでのアルバム『The Nightfly』(1982)がリリースされていました ♪ グループとしてのアルバムを聴いたのは1980年の『Gaucho ガウチョ』が最初で、さかのぼって『Aja 彩(エイジャ)』(1977), 『The Royal Scam 幻想の摩天楼』(1976)などの作品を聴いていくことになります ♪ Donald Fagen 自身が語っているように、ロックビートのうえにジャズのテイストを盛り込んだ〈テンションコード〉を多用したサウンドは、歌われるその難解な歌詞と相まってとても斬新でスマートな快さを感じさせます ♪ ファーストアルバム『 Can't Buy A Thrill 』(1972)冒頭の、ラテンビートに乗せた最初のヒットナンバー “ Do It Again ” や、軽快なシャッフルを聴かせる “ Reelin' In The Years ” といった初期の録音からも、すでにテクニカルなアレンジとコーラスの冴えを魅せていて…年代を経るごとに高まっていく創作のクオリティは今も飽きさせない魅力に満ちています ♪ 2000年代に入って活動を再開してからも、グラミー賞を受賞した『Two Aginst Nature』などの変わらず優れた作品を世に送り出していますけれども…そのグループの頂点の質を感じさせる、前出のアルバム『Gaucho ガウチョ』のタイトルナンバー “ Gaucho ” が…彼らの作品のなかで私のフェイバリットナンバーです ♪
ユーミン…松任谷由実さんが日本最高のシンガーソングライターの1人であることは間違いのないことだと思います♪荒井由実の名でのアルバム『ひこうき雲』から現在に至るまで日本の最良のポップミュージックを生み出し続けています♪私自身…初めて 1980年に 買ったポップミュージックのLPレコード ( 当時は Vinyl 盤のレコードかカセットでしか買えない… ) が ユーミンの 『 Surf & Snow 』でした♪それから現在まで46年…新しい作品が出るたびに聴くことを続けていますが、由実さんの作家の作品として聴かせてもらう側面と、プロデューサー…松任谷正隆さんのサウンド作りを 聴かせて もらう2つの側面を通して今もずっと研究の対象です♪松任谷由実…を、夫婦で営む、服飾においての Dior や CHANEL のような1つのブランドとして見ることもできると思います♪正隆氏のサンバ好きは以前からよく言われている話で、ユーミンの曲にはボサノバやサンバのビートに通じるテイストのものがいくつかあります♪、“曇り空” “私なしでも” “丘の上の光” “ September Blue Moon ” など…♪あの有名な “あの日に帰りたい” も日本製のボサノバのサウンドといえますよね…♪私が個人的に傑作だと思うのは 1979年の アルバム『悲しいほどお天気』で、その全体をセピアのような不思議な色合いで 彩っている、中間色のような…なめらかなサウンドです♪